ナビスコカップ準決勝、横浜Fマリノス戦。
ホーム&アウェイで行われる準決勝
第一戦はアウェイで見事2-1で快勝。
第二戦はホーム等々力です。
チームもサポーターもナビスコカップのタイトルに関しては思いはひとしおで、
私も前日から緊張してどきどきでした。
ナビスコカップはアウェイゴールルールが採用されていて
二戦の得失点差が同じであればアウェイでより多くゴールを奪ったほうが勝ちになります。
それでも並んだ場合は延長戦で、最終的にはPK。
川崎としてはアウェイで勝って、そして2得点奪っているので数的には断然優位です。
もし1-0で負けても決勝進出が決まる形ですが、私は小心者だし、
昨年のアウェイFC東京戦のように大差で勝っていながら終盤ひっくり返される経験もしているので安心していられませんでした。
等々力競技場のサポーター達はまとまっていました。
ナビスコに懸ける思いが伝わってくる応援。
横浜Fマリノスのアウェイ席も満員でしたが、
きっと川崎フロンターレの、選手の、スタッフの、サポーターの思いは横浜より勝っていたんだと思います。
最初横浜に先制点を奪われてしまい雰囲気の沈む等々力。
でもその悪い流れを断ち切った選手がいました。
我がフロンターレのキャプテン、宏樹!!!
彼はDFでしかもいつもセットプレーで他のDF選手がゴール前へ上がっていく時も
大抵一人で自陣に残ってゴールを守っている役割なのでまず得点に絡む事はありません。
その宏樹が!!!
いきなり弾丸ミドルシュートを決めた!!!
誰もが驚いたこのゴール。本人もチームメイトも、サポーターも驚いた。
まさかあの宏樹がこんなスーパーゴールを!
それから嫌な流れは変わり一気にフロンターレペース。
すぐテセの追加点、そしてジュニも一発。
前半またもう一点返されて3-2で前半終了。
結局アウェイでゴールを奪った2点を返されてしまったので、勝つか引き分けるかしかありません。
後半立ち上がりから先手で横浜は選手を交代してきます。
それが裏目にでた事件が・・・。
前半と得点の動かない80分。川崎、ジュニーニョのカウンター攻撃に思わず出て来てしまった
横浜FマリノスGK榎本。
ゴールキーパーとしてあり得ない事をしてしまいました。
ペナルティーエリアの外で手を使っちゃったよ・・・
もちろん一発レッドカードで退場。
そういう場合交代枠を使いきっていなければ誰か一人引っ込めてGKと交代しますが、
もう交代枠を使いきってしまった横浜は、DF松田にキーパーユニフォームとグローブを渡し
急遽松田がGK役になりました(GK松田の写真はこちら)
ある意味すごい面白いものを見れた。
超攻撃的GK(笑)ゴールマウスを守るというよりほとんどDFの仕事でピッチにいます。
手を使っていい場面でもつい足でセーブしようとするGK松田。
たまにつかう手もものすごいぎこちない(笑)
こうなったら畳み掛ける川崎。
ジュニがお膳立てして黒津が追加点。
ゲームは決まりました。
そしてこの結果
川崎フロンターレ 4−2 横浜Fマリノス
決勝進出!国立へ行くぞ!
サッカーの聖地、国立競技場。
夢にまで見た決勝の大舞台です。
川崎フロンターレはいまでこそ強豪のような言われ方をしていますが、
数年前までJ2にいたチーム。
タイトルを一つももっていないんです。10冠を狙う常勝軍団とは違うんです。
今年の目標、タイトルを獲る事。
それが皆の願いです。
去年のナビスコカップ準決勝では、最後のロスタイムで森勇介がハンドでPKを献上していまい、
敗退が決まりフクアリで泣きました。
あの時の勇介が子供のように泣きじゃくる姿は忘れられない。
その責任をこの一年間一身に背負ってやってきたと思う。
だからこそ、今年のナビスコは絶対に決勝に行きたかった。
試合が終わって勝利が決まった瞬間、去年フクアリで流した涙とは違う涙が溢れた。
勇介の嬉しそうな顔をみて(涙ぐんでた?)また涙が溢れた。
うれし涙はいいなぁ。
決勝の相手はガンバ大阪。
11月3日、国立競技場。
こころひとつに。Mind-1。
最近のコメント