やっぱりというか、なんというか。
こういう結論に達したのね。
フッキ退団。
武田信平社長からのコメント。
『フッキ選手を移籍させることにしました。本人から退団をしたいとの申し入れがあり、クラブとしては何度か話し合いの場を設けておりましたが、クラブでプ
レーを続けられないという意思が変わらない為に了承しました。フッキ選手は素晴らしい能力を持った選手であることは事実です。しかし「チームあっての
個」、またチーム一丸となって戦うというフロンターレの方針に合わない選手であるという結論に達しました。サポーター、スポンサー、フロンターレに関係し
ているすべての皆様には大変なご心配をお掛けし申し訳なく思っております。開幕後、いまだ勝利をつかめていない厳しい状況ですが、今こそチーム一丸となっ
て戦っていく所存です。今後とも変わらぬご支援・ご声援をよろしくお願い致します。』
フッキから退団の申し入れがあったのが3/17。
途中交代があった2節神戸戦の翌々日のようですね。
神戸戦の時、大敗している状態なのにぶつぶつと文句を言いながら
走ってピッチを出ないで歩いてピッチを後にして
関塚監督の握手も拒み、目も合わせないでいたフッキ。
ブーイングしない風潮のフロンタサポからも流石にブーイングが一部では起きていたようでした。
その時の様子を見て、私も「ああ、フッキは川崎の子らしくないな」と正直思ったし
きっとそういう行動を良しとしない熱いハートの関塚監督は怒るだろうな、と思っていました。
でも関さんは勇介に対してだってカッカしやすい精神面をわかって
でも勇介を信頼しづつけて試合には使い続けて勇介は変わってきた。
フッキはきっとダメだったんでしょうね。
レンタルで出す前フロンターレにいた時期からそうだったけど
「オレオレ」的なプレー。
J2の中では圧倒的なプレーヤーでガンガン得点も決めてきたフッキだけど、
やっぱりJ1とJ2では力の差が違う。
2試合で得点できないし、自分の思うようにプレーできなくて苛立はあったんでしょう。
でもまだ年間40試合以上ある中の2試合でしかないのに。
自分のやりたいプレースタイルでやらせてもらえないからってチームプレイを捨てるには早すぎる。
今考えると、結果論だけどフッキを戻さずに高額で移籍させて
サントスFCに移籍金が払えず名古屋へ行ってしまったマギヌンに残ってもらえばよかった。
マギヌンは本当にいい子だった。
自分のお父さんが亡くなったのに誰にも言わずに試合に出たマギヌン。
そういうチームを愛してくれている心のあるプレーヤーが必要。
フロンターレは今年シーズン前から圧倒的な攻撃力で優勝候補と言われてきた。
でもJ2の頃から見ているサポーターにとってそれは嬉しい反面、違和感があった。
いまだタイトルは獲っていないし、まだチャレンジャーだと思っている。
一昨年くらいからレッズやガンバと並んで「強豪」みたいな書き方をされていても
まだJ1にあがって今年で4年目のチームなんだもの。
今年開幕してからまだ勝ち星のないフロンターレ。
もちろん試合には勝ってほしいけど、チームとしてバラバラになってしまう事の方が怖かった。
連敗が続けば関さんの首も危うくなるだろうし、そのフッキの事にしても
フロントがフッキを取るか、関さんを取るか、なんて話にならなきゃいいなと思っていた。
選択肢としてチームがどうしてもフッキに残ってほしいと思ったら
監督やGMを切ってフッキを残す選択もあっただろうと思う。
でも今回の選択はいかにもフロンターレらしい選択だったと思う。
チームがタイトルを取る為に、強くなる為にはひとりの選手のためだけにチームを解体する事も
必要な事なのかもしれないけど、フロンターレはそういうチームじゃない。
フロンターレサポはブーイングを良しとしない風潮や(全てではもちろんないけれど)
フッキに対してのチームのあり方とか
強くなるにはもしかしたら「生ぬるい」と思われるかもしれないけど
フロンターレのそういう所が、好きでしょうがない。
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