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2008年4月17日 (木)

マリー・アントワネット

公開時に見に行こうと思っていたのに何だか今頃やっと見た。

マリー・アントワネット

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ポップでオシャレでかわいい映画でした。
この映画を見た目的は内容云々よりもとにかくファッションが見たくて
そういう意味では大満足でした。
靴はSATCでもお馴染みのあのマノロ・ブラニクが手がけているし
砂糖菓子やマカロンのような甘い甘い色合いの素敵なドレスの数々。
子供の頃ファッションデザイナーになりたかった私はこういう中世のドレスに猛烈弱い。
オートクチュールコレクションを見るかのように楽しめました。

内容も思いの外悪くなかった。
14歳でオーストリアからフランス王室に政略結婚で嫁いできて
夫であるルイ16世とはセックスレスだし、世継ぎはまだかとプレッシャーはあるしで
マリーのヴェルサイユ宮殿での孤独が女性監督らしい目線で描かれていると思います。
そりゃ贅沢病にもなるかもしれないな・・とも思ってしまう。
あとマリーは賭け事が好きで浪費しまくり、このあたりは現代ともかぶるような気がします。
物質的には満たされても、心が満たされなければ幸福感が得られない。

マリー役のキルスティン・ダンストですが、賛否両論あるようですが
「文芸映画」としてマリー・アントワネットを描いている意図ではない気がするので
結果として悪くなかったと思います。
キルスティンはドイツ系てきな結構ごつい顔立ちなので
もっと可憐で美人な女優さんは沢山いたとは思いますがソフィア・コッポラ監督が描きたい世界には
キルスティンが相応しかったんだと思います。
ファッションアイコンとしても注目度のある女優さんですしね。

女の子による女の子の為の映画。
そんな気がしました。


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