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2008年9月14日 (日)

よしもとばなな

久しぶりに、よしもとばななさんの「王国」シリーズを読み返した。
「王国」は三冊からなる雫石という名の女の子が主人公の物語。
よしもとばななさんの本は好きなので大抵のものは読んでいると思うのだけど、
「王国 その1アンドロメダ・ハイツ」は自分の中で好きな話。
人々を癒す不思議なお茶をつくるおばあちゃんと暮らす雫石が
山を降りて、街で暮らしはじめ影響をうける人達に出会う話。

その中でとても好きな一節がある。

『山はいつもこちらに何もかも与えてくれたのに、
人間はそんなことを謙虚に受け止めようともしない。
もしも植物がなくなったら、人は大好きな肉さえ食べられなくなる。
陽射しさえ、もう浴びることができなくなる。酸素もなくなる。
ちょっとだけください、と言っていた時代はとうに過ぎ去り、
今や人間はおかわりを遠慮しない居候のようなずうずうしさだ。
   』

よしもとさんの的を得た表現方法に脱帽です。

バリ島へは新刊の「サウスポイント」を持っていって
テラスや、プールサイドで読んでいました。
ハワイが出てくる本だから、同じ南国の風を感じながら。


よしもとばななさんに本をいつも読んでいて感じることがあって、
それが自分でも何て言っていいかわからなかったのだけど、
どこかの本に対するレビューで「これだ」とわかった事がありました。

本の内容を思い出せない。

これは悪い意味でなく、いい意味でです。
読んでいる時は夢中で読み進んで読後感も満足するのですが、
細部が思い出せない。

しばらくすると、だいたいこんなだったな、という物語はあるのだけど
うる覚えにしか覚えていない。

読んでいる時はどっぷりその世界に浸かっていて
浸かりすぎているのか忘れてしまう。
なんだか不思議な体験。








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コメント

ああ…わかるなぁ。そのカンジ。
と思いました。私もどっぷりしたあと
スッカラカン。なときがあります。
自分の書いたものですら忘れるときも…
(それは重症か…)
「おかわりしない居候」すっばらしい表現ですね。
肝にささる言葉です。忘れたくないな。

投稿: かいこ | 2008年9月16日 (火) 22時06分

失礼!
「おかわりしない居候」でなくて
「おかわりを遠慮しない居候」でした。
指差し確認も肝に銘じなくては(汗)。

投稿: かいこ | 2008年9月16日 (火) 22時08分

かいこさん!
自分の描いたものまで!?そ、それは・・・sweat02
よしもとさんの、この表現の仕方すごくいいですよね。
機会があったら是非読んでみてください〜

投稿: cherie | 2008年9月17日 (水) 00時30分

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