リキのこと
2週続けて実家へ行ってきました。
先週実家へ行った時は夏以来ちょっと久しぶりの実家でリキに会うのも久し振りでした。
我が家の愛犬リキは15歳7か月のおじいちゃん犬です。
ゴールデンレトリバーと何かの雑種でとても大きな犬です。
でも最大で40キロあった体重は今は30キロくらい。
久しぶりに会ったリキは夏に会った時よりまたずっと歳をとっていました。
私のことをわかるのかわからないのかぼんやりしていて
昔のように尻尾をぶんぶんと振ってお迎えしてくれることはなく
体を起こすのも大変なので横たわったままお出迎え。
でもきっと頭では私のことはちゃんとわかっているはず。
先週は天気がよかったので散歩も一緒に行きました。
昔は力が強くてぐんぐん引っ張っていた手綱も、
いまはゆっくりゆっくりでこちらが歩調を合わせて歩いて行く。
時々ずっこけそうになったり、匂いを嗅ぐのに時間がかかったり
ときどきぼんやり宙を見つめたり。
食欲だけは昔から異常にある子なので、それは変わらず持っていったおやつを
くれ~くれ~
という目線で見ていました(笑)
今週も両親が姉のところへ姪っ子を見にいくというので
長い時間リキを1人でお留守番させておくのは心配だしかわいそうなので
私が実家で留守番をすることにしました。
でもその2~3日まえから急激に老化が進んで
母からも電話で夜に粗相してしまったり、介護が大変だと聞いていました。
私たちには一週間でも犬の時間だともっと進んでいるんでしょうね。
なんせものすごく大きな犬なので父はかろうじて抱っこできますが
私や母では抱き上げるのは難しいし、立たせてあげるので精一杯。
私も、やっと立たせることができてもすぐ転んでしまったりして四苦八苦しました。
お年寄りが小型犬を飼っている意味が最近よくわかります。
年老いて意識もはっきりしなくなっていくんだと思います。
リキも焦点があっていないような眼でぼ~っとしている事がよくあって
痴呆が進んでいるのかな・・と。
でも子犬の頃と変わらないクリクリした瞳で私や食べ物を見つめていたり(笑)
一週間の中でも、一日の中でも意識がはっきりする時とそうでない時があるようです。
リキは人間の年齢に換算すると110歳以上になります。
ほんとうに、ほんとうにおじいちゃんです。
でも耳も聞こえているし、目も見えるし、病気もせず元気です。
足腰が弱くなっているだけのような気がします。
リキを見ていると「老い」とはどういう事なのか気がつきます。
父も「年を越すのは難しいかもしれないな」と言います。
来年4月になれば16歳なので頑張ってもらいたい気持ちがありますが
今でも今までも充分頑張っているので、
その時がきたら、もちろん物凄く悲しいし言いようのない程辛いと思うけど
お迎えの時が来たんだ、と受け入れられるような気がします。
でも一日でも長くこの愛しい寝顔を見せてほしいです。
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コメント
愛らしい寝顔ですね^^
110歳以上…かぁ。頑張ってるな~リキ君!
大きい犬の看病は大変ですよね…
うちのカール(義父母のワンコでしたが)も足腰が立たなくなった時は
たった20kg弱の体重だと言うのに抱き上げるのがとても大変でした。
ゆっくり穏やかに時間が過ぎて行って欲しいものですね♪
投稿: army | 2008年11月17日 (月) 10時33分
おおお。
このとろーんとした顔がまた、なんともかあいいではないですか。
介護は大変でしょうけど、リキ氏と皆様がんばってください!!
投稿: ゆーき | 2008年11月17日 (月) 12時38分
泣いちゃった・・・
リキ、110歳には見えないよ!若いよ!
鼻の周り白くなってないしか毛並みもきれいで。
15年かあ。愛情たっぷり受けて、安心してる寝顔だね。
ちぇりいは5歳。
「犬と私の10の約束」とかさ、
そういうのちょっと見ただけで泣いてしまう
弱い私だけど、
寿命を尊んで精一杯一緒に生きている時間を過ごしたいな、
と最近思う。
リキ~、これから寒くなるから暖かくしてね~
投稿: leina | 2008年11月17日 (月) 18時17分
armyさん
ありがとうございます。リキ、頑張ってます。
カール君も介護が必要だったんですね。
そうですね、リキにとって穏やかに過ごせればいいと思います。
ゆーきさん
リキのとろ〜ん、あへ〜な顔を見てると癒されます。
母から電話でだいぶ介護も慣れてきたと言っていました。
おむつをしているリキの姿も可愛いんですよ(笑)
leinaちゃん
泣かないで!(byリキ)
といっても私もこの間リキの前で泣いてしまって
「何で泣いてるの?」って顔で見られたよ。
チャイはまだ5歳かぁ。若いな〜いいな〜。
犬の一生は人間より短いから一緒にすごせる時間は限られるけど
犬が私達に与えてくれる愛情は計り知れないから
それに最期まで応えてあげるのが役割だよね。
投稿: cherie | 2008年11月18日 (火) 21時10分
そばにいられないとこういう時間が
とっても貴重に感じられますね。
とてもとても気持ちがわかります。
リキはcherieファミリーにめぐりあえたこと
本当に幸せに感じていると思いますよ。
投稿: かいこ | 2008年11月19日 (水) 11時19分
かいこさん
そうなんですよね。実家を出て数年たつけれど
考えてみると人生の半分はリキがいるわけで。
実家から帰る時、リキに「また来るからね」って声をかけるんですが
その「また」がなくなってしまうのがコワイ気持ちをいつも感じながら帰ります。
シェリーの時またね、っていって別れた日の家の玄関の風景を今でも思い出すから。
でもリキは今大好きなママを独占できて幸せかも(o^-^o)
投稿: cherie | 2008年11月19日 (水) 19時19分
うちのジジもだいぶおじいちゃん。
いつか来る日が怖い。とっても怖い。
どういう気持ちでいればいいんだろう。
リキ君はとても幸せにみえますよ。
これを書き込んだらジジのとこに行って頭なでてこよう。
投稿: mii- | 2008年11月22日 (土) 23時37分
mii-さん
ジジもリキと同じ歳ですもんね。
頭なでなでされてきっと喜んだでしょうね
いつか来る日は動物を飼っている以上仕方ないと頭ではわかってはいるけど・・
うちはシェリー(リキの妹)を2年前13歳でなくして
その時はまだリキがいてくれたから両親もまだ心の持ちようがあったけど
これでリキがいなくなってしまうと本当に家の中がぽっかりと穴があいてしまうようで怖いです。
投稿: cherie | 2008年11月24日 (月) 11時45分