NYひとり旅〜野鳥観察
ニューヨークでも野鳥観察してきましたよ♪
街歩きの最中でも常に望遠レンズを持ち歩かなくてはいけないので重かった。。
まず、ニューヨークの野鳥と言えば、一番遭遇率が高いのがこの鳥
American Robin コマツグミ
この子はもう、本当にそこらじゅうにいます。
マンハッタンの街角でも、自然保護区のような緑の多い場所でも。
さちこさんと、「あ!あそこに鳥がいるよ!」と言って見ると相当な確率でロビンがいます。
そこで出てくる言葉が「またか、ロビン・・・」
さちこさんはアメリカンロビンの別名を「マタカロビン」と命名していました(笑)
ツグミ科特有の歩き方で、とととととっと胸をそらして歩いたり、日本のシロハラのように薮をあさって虫をとったりしていました。
もう一種よく見かけるのは
European Starling ホシムクドリ
この鳥は主に街中にいました。
黒い地によく見ると深いグリーンが入っていて案外素敵な色合いをした鳥です。
でもこのホシムクドリ、北アメリカにおいては外来種です。
もともとはヨーロッパ原産の鳥ですが19世紀に持ち込まれ爆発的に繁殖。
今では「世界の侵略的外来種ワースト100選定種」に選定されてるほど。
ムクドリは繁殖能力が高い鳥ですからね〜。
日本ではこのホシムクドリ、冬鳥(渡り鳥)として渡来することもあるんだとか。
スタテンアイランド行きのフェリーから見た海鳥
Bonaparte's Gull ボナパルトカモメ
日本にいるズグロカモメに似ています。
Manor Parkの岩場で見つけた
Mourning Dove ナゲキバト
アンドリューに鳩について面白い話を聞きました。
ナゲキバトのような鳩はDoveで良いのですが、所謂(広場なんかによくいる)ドバトはPigeonと呼ぶ。
Doveは(聖書にも出てくる)平和のシンボルとしての鳩をさすのでドバトをDoveとは呼ばない。
私がNYで買った野鳥の本にドバトがRock Doveと紹介されていて「これは違う!Pigeonだ」と言っていました。
木の上にいた野鳥
調べてみたらアメリカの鳥で私も知識があった野鳥でした
Northern Mockingbird マネシツグミ
このマネシツグミ、名前の通り物真似上手な鳥として有名です。
他の鳥だけでなく、他の動物、電話のベルの音やあらゆる生活音の物真似もできるそうです。
Manorの住宅街で見かけた
Common Grackle オオクロムクドリモドキ
濃紺の色合いがキレイです。目はカケス系(我が家ではヤリイカ系とも呼んでいる)
口いっぱいに何くわえてるんだか。
そしてManorの街を車で通り過ぎようとしたその時!
車窓からさちこさんがある鳥を発見!!!
私がNYで見たいと願っていたあの鳥が!!!
Blue Jay アオカケス です
木の上にいて暗くてよく撮れなかった・・・うぅ。
本当は左手写真のような美しいブルーの鳥なんですよ〜。
いつかちゃんと撮りたい野鳥。
Marshlands Conservancyでは流石に色んな種類の野鳥が見られました!
まずついてすぐいたのが
Wild Turkey 七面鳥
オス
メス
野生の七面鳥がこんなにいるとは〜!
繁殖期だったので数羽のオスが尾羽を広げ、木の上にいる一羽のメスにアピールしていました。
不思議な猫のような鳴き声が
声の主はその名も
Gray Catbird ネコマネドリ
黒い帽子をかぶったような鳥。
さちこさんとブルックリンの公園に行った時にもいて、さちこさんがメロディーの口笛を吹いたら
なんと物真似してきたんですよ〜
このネコマネドリ、上記のMockingbirdと同じマネシツグミ族に属する鳥なんですね。
Brown Thrasher チャイロツグミモドキ
湿地帯へ行くとこんな鳥達もいます。
Mute Swan コブハクチョウ が卵を温めていました。
今年の冬、白鳥が見たくて北の方へ行ってみようかな〜と思っていたのでこんな所で見れてよかった!
他には湿地帯ではお馴染みの千鳥達。
Killdeer フタオビチドリ
Semipalmated Sandpiper ヒレアシトウネン
川には
Canada Goose カナダガン
北米ではポピュラーなカモ科です。
日本にもまれに渡ってくることがあるそうです。
さちこさんが黒地に赤い羽根の鳥がいるんだよ〜と教えてくれていたのは
Red-winged Blackbird ハゴロモガラス
ちょっと遠いですが、赤い羽根ですぐわかります。
Blue Jay同様、NYで見たいと切望していたもう1羽。
森の中でアンドリューが見つけてくれました!
Noethern Cardinal ショウジョウコウカンチョウ
森の中でひときわ目をひく、赤い羽根。
カーディナルはメジャーリーグのセントルイス・カージナルスのキャラクターでもあります。
米国民最も愛されている野鳥のひとつだそう。
White-breasted Nuthatch ムナジロゴジュウカラ
森の出口で、帰る直前に姿を見せてくれたのが
これまた見たかったキツツキの仲間。
Red-bellied Woodpecker シマセゲラ
いや〜こうして見ると写りはともかく結構撮れたんではないでしょうか。
ラーチマントへ行く前に大手本屋Barnes & Nobleで買った図鑑2冊。
Birds of the NortheastとNEW YORK STATE BIRDS
Bird of〜は大きな写真入りで、NEW YORK〜は折畳み式のイラストの一覧。
わかりやすくてよかったですよ〜。
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コメント
cherieさん、もはや図鑑いらずでは?
そうだ、質問ですが、
村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」に出てくる、
ねじを巻くような声を出す鳥はいるの?
投稿: umi | 2009年7月 6日 (月) 22時05分
umiさん
いやいや、図鑑ないと名前はわからないですよ〜
クチバシの形状とかで何科かはわかりますが、
写真を撮って帰って調べるのも後のお楽しみで
(地図とか図鑑とかのたぐいを見たり調べたりが趣味なので←おたく体質 笑)
「ねじまき鳥クロニクル」読んだ事ないのですが、
ねじ巻きの音に近い鳴き声の鳥は「コゲラ」が近そうですね。
日本に住む小型のキツツキの仲間でちょっと大きめの公園なんかにも割といます。
ギィィ・・という鳴き声です。
投稿: cherie | 2009年7月 6日 (月) 22時23分
cherieさん、
あなたすごいわ!
そうそう、ギィィ・・・という鳴き声!
「コゲラ」の鳴き声、聞いてみたいなー
ありがとう。
投稿: umi | 2009年7月 6日 (月) 22時36分
umiさん
お役にたててよかったわ〜。
鳥の鳴き声聴きたかったら「野鳥 鳴き声」で検索すると
色んなwebサイト出て来るので聴けますよ。
投稿: cherie | 2009年7月 6日 (月) 22時53分
堪能しました!
どれも写真が美しくてすばらしい~~!
シマセゲラのおしゃれさに感動しました。ロンドン子みたい。
それにしても鳥の名前って「モドキ」が多いんですねー。
もっと気合いれて名前つけてほしい。
カージナルは私ハワイで追いまわしたなぁ…(大迷惑)
投稿: かいこ | 2009年7月 7日 (火) 00時04分
かいこさん
ありがとうございます〜
もうちょっと光量があったら・・もっと望遠があったら・・と欲望はつきないんですが(笑)
そうそう!モドキって多いと私も感じました!
鳥だけでなく、植物も結構多いんですよね。魚類にもあったような・・
哺乳類のように種類が少ない生物だとちゃんと考えるのかもしれませんが
数が多いと面倒くさくなっちゃうのかな。
Cardinalはハワイにもいるんですね〜(かいこさん結構前から隠れ野鳥の会なんじゃ!?)
ハワイも派手な色の野鳥が多そうだー
投稿: cherie | 2009年7月 7日 (火) 00時28分
鹿といい、鳥といい、すごくいい感じにとれてるね(お気に入りは鹿が足あげてるの)こうしてみると、いっぱい撮ったね〜。すでに鳥オタクだ!
あいかわらず「マタカロビン」いっぱい見るよ!
投稿: sachiko | 2009年7月 7日 (火) 06時53分
さちこさん
鹿足あげてるのかわいかでしょ〜!
うんうん、おかげさまで結構撮ったと思うよ。
アンドリューにもブログ訳しながらみせたって!
マタカロビン・・愛嬌のあるヤツなんですけどね〜(笑)
投稿: cherie | 2009年7月 7日 (火) 20時20分