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2010年2月28日 (日)

ベルナール・ビュフェ展

目黒区美術館までベルナール・ビュフェ展を見に行ってきました。

こちらの美術館は初めて。
目黒川沿いにあります。きっと桜の頃はきれいでしょうね。

P1050573

ビュフェの作品はどこかの美術展で数点見た記憶はあるのですが
こうやってまとめて見るのは初めてでした。
今回のこのビュフェの作品は、フランスの所蔵品だと思っていたのですが、
静岡にあるベルナール・ビュフェ美術館からのものでした。
ベルナール・ビュフェ美術館は所蔵数2000点を越える世界一のビュフェコレクションを誇っているそうです。
本国フランスよりも、日本の静岡県にこんなにまとまってあるとは驚きでした。

ビュフェは第二次世界大戦後の代表的な画家であるらしいのですが、
全体を通じてモノトーン基調の暗い印象の絵です。
印象的なのは直線的な黒いライン。
きっと油絵の具で黒がなくなる比率が物凄く早かったろうな〜という稚拙なことを考えながら見てました。
でもペインティングナイフを多用したあっさりとした描き口は結構好きです。
木の椅子を描いていても鉄製に見えてしまう重さと細さが魅力的に感じました。

同時開催は藤田嗣治展だったのですが、
油彩や水彩はあんまり好きな感じじゃないかな〜と何となく見ていたのですが
藤田嗣治が蒐集家のフランク・シャーマンに当てた絵手紙がすっごく良かった。
生活の様子をコミカルなイラストで描いていて、
細かく書かれた字と絵のバランスがまたかわいくてよかったです。

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