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2011年1月20日 (木)

野鳥考察

えー今回はバードウォッチングをしていると感じることについて。

バーダー(バードウォッチャー)は沢山いますが私たち夫婦より若いバーダーに出会うことはまず珍しいです。
大抵は定年をすぎたおじさまバーダーが一人でやってきている。
たまに熟年のご夫婦や年配のおばさまに出会うこともあります。

その大多数のおじさま達ですが、その存在がなかなかのくせ者(笑)
みなさん退職して時間とお金に余裕があるんでしょうね、
単焦点の超望遠レンズやデジスコに三脚と大きな機材を抱えてフィールドにやってきます。
同じフィールドだったりすると常連さんの顔なじみもできるようで集まってたりもします。
そこで情報交換もしたり。

何がくせ者なのかというと、おじさん特有の自慢オーラがちょっとね(笑)
私が使っているのは中望遠のズームレンズだし、そりゃあおじさま達のカメラにはかなわない。
前にも鳥を探してるとき「あっちにいたけどそのカメラじゃ〜遠くて届かないよ」的な事を言われたこともあるし。

野鳥の知識に関しても物凄く詳しくはないけど勉強もしてるつもり。
でもそのおじさま達は(特に私に対して)知識をひけらかすことひけらかすこと(笑)
撮った写真をデジカメの液晶で見せてくれたり、プリントした写真のアルバムを見せてくれたり。
「おお!さすが」ってことも勿論あるんだけど、
「わ~すごいですね~」ってまるで自分が水商売の女の子になったかのように
その自慢に付き合ってあげなきゃいけなくてうんざりする時も。

私がすごいな、と思うのはおばさんバーダー。
定年迎えてからはじめたおじさんバーダーより格段に年季が入ってる感じ。
おばさんバーダーは大げさなカメラではなく、双眼鏡ひとつで純粋にバードウォッチングしたりしてる。
そして知識も豊富。
おじさんよりおばさんの方が声をかけやすい雰囲気もあるので
フィールドで「何かいましたか?」って聞いたりすると自慢するではなく
欲しい情報と、それ以上の答えを私たちに教えてくれる。あっぱれ。


私達が野鳥観察を始めてからよく見る個人のウェブサイトがあるんだけど
40代のご夫婦と思われるそのバーダーさんは情報量すごいし、海外探鳥にもでかけていて
お会いしたことも連絡をとったこともないけれど秘かに「師匠」と呼んでいて
その方のサイトでもフィールドに群がるバーダーにたいして
「近年の日本の野鳥撮影事情は異常にも思える。なんかギスギスしている人が多く感じるしその実情が悲しい」と嘆いておられました。

昔に比べて望遠鏡でシンプルに野鳥観察するだけでなく
最近はデジカメで気軽に写真も撮れて、気軽にネットにUPもできる。
インターネットで情報収集も容易にできる。
団塊の世代が定年を迎えて趣味に走るおじさんも多いんでしょうね。

でも野鳥観察自体はすごくいい趣味だと思います。
自然に触れて、季節を感じることもできる。
野鳥観察は対自然、対野鳥なことなのだから無理なバードウォッチングをするのではなく
(珍鳥がいたりするとそのフェールドに張り付きっぱなしだったり鳥の生態にいい影響を与えなさそうな行動が目立つ事も)
自然と生き物を尊重してそして人間同士皆も気持よく観察できる雰囲気になるといいな。

ベランダから撮ったオナガ。
これくらい気軽にバードウォッチングできると嬉しい。
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2011年1月18日 (火)

トラフズク

トラフズクを見に行ってきました。
我が家からは自転車で行ける距離なのでサイクリングがてら。
行ってみると、前にKと犬の散歩をしたところでした。

トラフズクはフクロウ科の鳥。
留鳥(渡り鳥ではない)ですが、寒いところから冬の間移動してきたようです。
全部で6羽もいました!

昔からバードウォッチングをしているおばさまに一度教えていただいた事がありますが
昔は一本の樹に鈴なりでとまっていた事もあったそうです。
年々数は減ってきているのかもしれませんね。。

トラフズクは虎斑木菟と書きます。
兔(うさぎ)という漢字が入るように頭には耳のよう見える羽角があります。

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夜行性なので基本的には昼間は寝ています。
たまに目をあけると虹彩の黄色が見えます。

お腹とか足がもふもふ・・
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あ、口あけた。
口あけると猛禽らしいちょっと怖い顔。
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毎年来てくれるようになるといいなぁ。
その為には皆がルールを守ってそっと見守る事が大切ですね。
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2011年1月16日 (日)

NYの旅2010〜エピローグ

これにて2010のNY旅日記はおしまいです。
読んでくださっていた方々ありがとう。

今回はいつものきままな旅とはちょっと趣旨が違う特殊な環境下でNYへ行ったのですが
NYが初めての夫と一緒に行く事ができたし、友達とも会えた。
一度は見たいと思っていたNYのホリデーシーズンを味わう事もできたし、極寒体験も(笑)

NYって前回のひとり旅のエピローグでも書いたのだけど、
東京とそんなに変わらない大都会だし、地下鉄は臭いし、ネガティブな面も目につくんだけど
やっぱり何と言っても「人」が面白いんだろうな、って思う。

さちこさんとアンドリューと地下鉄のホームで酔っぱらいの兄ちゃんに絡まれて
アンドリューが紳士的に対応してくれたおかげで事なきを得た事があったんだけど
(アンドリューあの時はありがとう)
その兄ちゃんが和解(?)したあと私達に向けて生ラップをしてきて驚いたなぁ。

NYのクリスマスは楽しめたし、次はハロウィンの時期に行ってみたいな〜

いや〜しっかし冬のNYは寒かった!!

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2011年1月14日 (金)

NYの旅2010〜mimicafe Union

NYの路上で秘かに闇取り引きが行われました・・・

それはさちこさんからケーキトッパーを受け取る事!

NYから帰国してすぐに夫の誕生日がありケーキを予約してあったので
サプライズでさちこさんにバースデイケーキのトッパーをオーダーしておいたんです!
さちこさんと別れ際の路上で受け渡しが行われました。
が、頑丈に包んであったそれは結構大きな紙袋で夫に存在を隠しきれない(笑)
受け取ったあと、「何それ?」という夫の質問に
「さちこさんからクリスマスプレゼントだって。クリスマスまで開けちゃだめみたい」
と咄嗟の嘘をつき、飛行機でも大切に手荷物に入れて持ち帰ってきました。

そしてオーダーしてあったのが「NYの野鳥!」
こんな風に作ってくれました〜
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バードウォッチングする私と夫つきです(笑)

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左上から時計回りに
ブルージェイ、カナダガン、ボナパルトカモメ、カーディナル、アメリカンロビン、
シマセゲラ、もう一羽カーディナル、ホシムクドリです。
どれも一目で「あの鳥だ!」ってわかる!
表情がとぼけていてかわいいです♪

ケーキに乗せてみるとこんな感じ。
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今年も夫の大好きなオリジンーヌカカオのフォレノワール。
そもそもこのケーキを予約してあったのでさちこさんを悩ませました。
なんせケーキがチョコで立体的に包まれているのでフラットな部分がひとつもないんだもの。
そこでさちこさんがアイディアを出してくれて鳥達を棒に刺すデザインにしてくれました。
フォレノワールは「黒い森」の意味なので差詰め黒い森でバードウォッチングする鳥好夫婦ってとこでしょうか。
夫はまさかこんなケーキが出てくると思っていなかったようで驚き、喜んでいました。

そうそう、オリジーンヌカカオも、受け取り日が定休日だったのにも関わらず
作業はしているから店はやっていないけど受け取りできるようにしますよ、と快く予約を受けてくれて非常に嬉しかったです。

野鳥シリーズ、バーダーに人気でそうな気がするなぁ(笑)
さちこさんの作品の数々はこちらmimicafe Union

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2011年1月12日 (水)

NYの旅〜食事編

競馬関係の額が沢山飾ってあるレストラン。
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チキンピカタ。レモンソース。
お肉は淡白で柔らかく食べやすいがやはり量が多し。
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さちこさんがお昼に連れてってくれたユニオンスクエア近くのエスニック系サンドイッチ屋さん。
Num Pang http://www.numpangnyc.com
おすすめのポークとパクチーのたっぷり入ったサンドイッチと、コーン。
このコーンが変わってるんだけど癖になる美味しさ。
サウザンアイランドみたいなソースにチリペッパーかな?となんとココナッツがまぶしてある。
そこにライムをぎゅっと絞って齧る。
サンドイッチも美味しくてやっぱりアジア系の料理は舌に合う。

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最後の晩餐で食べたステーキ。奥のタバコの箱と見比べてみるとこの大きさ。
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2011年1月11日 (火)

NYの旅2010〜ハイライン

去年行った時にはまだ出来てなかったNYの新スポット、ハイライン。

MPD(ミートパッキングディストリクト)の廃線になった電車の高架橋を利用して
空中通路の公園として生まれ変わりました。

それはそれは夏場は賑わったでしょう。
ハドソン川沿いで眺めもいいし、花も咲いて素敵なことでしょう。

しかし真冬は寒い!ゆえに人がいません!
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ちなみにこのハイラインをまたいで建ってるのはデザイナーズホテルの「Standard Hotel」

川の向こうに見えるのがニュージャージー。
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でもこの道がまっすぐ伸びるNYらしい風景が好き。
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でもやっぱり寒い・・
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2011年1月10日 (月)

NYの旅2010〜マンホールの蓋

ジャージーシティ編
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2011年1月 7日 (金)

NYの旅2010〜野鳥観察

今回のNYは日程的に野鳥観察できる時間が少なかったんだけど、
セントラルパークでのほんの数十分で非常に満足のいく成果をあげられました。

Mallard マガモ(オス)
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White-throated Sparrow ノドジロシトド
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Wood Thrush モリツグミ
何の鳥か調べていて、見た感じからヒタキではないかと思ったら名前的にはツグミでした。
でも科はヒタキ科ツグミ亜科の鳥です。
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前回一種類(シマセゲラ)のみだったキツツキは3種類も見る事ができました!

Downy Woodpecker セジロコゲラ
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Yellow-bellied Sapsucker シルスイキツツキ
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Red-bellied Woodpecker シマセゲラ
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Common Grackle オオクロムクドリモドキ
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Black-capped Chickadee アメリカコガラ
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House Sparrow  イエスズメ
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寒くてむくむく・・・

Canada Goose カナダガン
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豪華ラインナップ
ブルージェイとオオクロムクドリモドキとシマセゲラのコラボ。
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ブルージェイとカーディナルもばっちり撮れたし大満足です。
そういえば今回は前回さちこさんに「マタカロビン」と命名されたアメリカンロビン。
またか〜というほど夏場はいましたがNYでは夏鳥だったようで冬にはいませんでした。
もう一種よく見かけたホシムクドリは夏は黒に深い緑のカラーリングでしたが
冬場は茶色の斑点模様に衣替えをしていました。

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2011年1月 5日 (水)

NYの旅2010〜Northern Cardinal

私がBlue jayを見れて嬉しかったように、夫が一番嬉しがっていたのはNorthern Cardinalを見れた事。
日本では赤い鳥は珍しいんです。
ブルージェイが「氷」のイメージならこちらは「火」のイメージですね。

Northern Cardinal ショウジョウコウカンチョウ
オス♂
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メス♀
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オスは真っ赤で背中に少しグレーが入っています。モヒカン頭がかわいい。
メスも茶色でオスに比べると地味ながら、頭のモヒカンの部分や羽根に赤が入っていてかわいい。

ずんぐりした体系もちょっとばかっぽくてかわいい。
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2011年1月 3日 (月)

NYの旅2010〜Blue Jay

今回のNY野鳥観察で私が最も撮りたくて、撮れて嬉しかった鳥。Blue Jay。
前回見る事は出来たものの、ほんのちょっとでしかも撮影に失敗。
リベンジに燃えた今回はバッチリ!撮れました。

私はカワセミとかルリビタキとか青い鳥が大好き。
Blue Jayの羽根の美しさは青い鳥の中でも「氷」をイメージさせる素敵な色合いです。

Blue Jay アオカケス
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正面顔
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やはり夏場より冬の方が断然野鳥を見つけやすいし撮りやすい。
ブルージェイもしきりに地面に落ちた実をつついていました。

満足いく撮影できてよかった〜

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2011年1月 2日 (日)

NYの旅2010〜セントラルパーク

明けましておめでとうございます。
読んでくださっている皆様、ことしも宜しくお願いいたします。

ではNY編の続きをば。

寒い寒いNY、初夏は人でいっぱいのセントラルパークも流石に散歩の人もまばら。
でもバーダーにとっては最高の季節です。
野鳥編はまたのちほど。

前回NYであんまりバーダーに出会わなかったけどさっそく池で鴨を撃つバーダー発見。
(この場合、撃つ=撮るです)
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落ち葉一色ですが、若干紅葉の残る場所もありました。
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冬場はスケートリンクもお目見えします。
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スパイダーマン発見。
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お散歩わんこ。この時期スムースの子は寒そうだわ〜
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こっちの大型犬の子、セーター着てる。
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ベセスダの噴水のところでパフォーマンスしていたサックス奏者。
セントラルパーク内で何人かミュージシャンを見かけたけど一番巧くてかっこ良かった。
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曲もちょうど私も大好きな「Take Five」を演奏していて嬉しかったのでチップ弾んでおきました。
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去年来たときはグリーングリーンだったセントラルパークもすっかり枯れ葉色。
池のむこうはアッパーウエストサイドです。
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