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2011年3月 6日 (日)

ヒレンジャク

数年越しで見たかった野鳥を見る事ができました。
レンジャク(連雀)です。

レンジャクはレンジャク科レンジャク属のみの単型科の野鳥。
日本には冬鳥としてヒレンジャクとキレンジャクが飛来します。
その飛来数は年によってまちまちで、その理由はいまでもよくわかっていないらしい。
冬のバーダー達には大人気の野鳥です。

Img_2580

頭の冠羽に歌舞伎役者のような隈取り、羽毛はつるっとしてます。
体長は約18センチ。

今回見られたのはヒレンジャク(緋連雀)翼の先と尾羽がその名の通り緋色(赤)です。
キレンジャク(黄連雀)は翼の先と尾羽が黄色です。
レンジャク科は英名だとWaxwing(ワックスウィング)と言います。
Waxwingの由来は風切羽根の先端に赤い蝋状の突起物がついているから。
しかし緋連雀にはこのWax部分はついていません。黄連雀にはついています。
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このレンジャクと関係が深い植物がヤドリギ(宿り木)木の幹や枝に寄生する灌木。
地面からのミネラル供給は宿主に依存しますが、葉を持ち光合成をするので半寄生植物です。
落葉した木にまん丸に茂っている宿り木はちょっと変わった風景です。
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冬に実をつける宿り木、金色に輝く実が綺麗です。
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この宿り木の実が大好物なのがレンジャクです。
どう関係が深いのかと言えば一目瞭然・・
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フンです(笑)
この宿り木の実の種子は粘着質のガム物質で覆われていて、
食べられたあと消化器官を通過して排出された後、ベタベタした粘着質が宿主となる樹木の樹皮にからまりやすくなっています。そしてそこから発芽し寄生します。

お食事中の方、すみません
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ずっと見てみたかった野鳥だったので嬉しいです。
沢山のバーダーが三脚姿で来ていましたが、私は手持ちカメラなので
自分の前の場所へ入らせてくれて撮らせてくれたおじいさん、ありがとうございました。

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コメント

おいおいおいおい…まさかの展開(爆笑)

投稿: sachoco | 2011年3月 7日 (月) 23時39分

>sachikoさん
まさかの展開だった?(笑)
レンジャクはアメリカにもいるからどっかで見られるかもよ〜

投稿: cherie | 2011年3月 8日 (火) 20時13分

この記事へのコメントは終了しました。

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