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2012年6月11日 (月)

グエムル漢江の怪物

この映画は数年前結構CMでもやっていたので知ってる人も多いのでは。

グエムル 漢江の怪物
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漢江(ハンガン)の河川敷で売店を経営する平凡な家族。
父と長男でシングルファーザーであるカンドゥ(ソン・ガンホ)、その娘のヒョンソ。
のんびりとした川岸に突然事件が起る。
正体のわからない大きな怪物がつぎつぎに人々を襲い、食い散らかしていく。
逃げるカンドゥ達、しかし手を離してしまった娘が怪物に連れ去られてしまう。

漢江で襲われた人々の合同葬式。
泣き崩れる父とカンドゥのところへ、アーチェリーの大会で銅メダルを獲得した妹ナムジュ(ペ・ドゥナ)、
酒を飲みながらやってきた次男のナミル(パク・ヘイル)。
ヒョンソの遺影を前に家族四人で泣き崩れる。
この葬儀の場面が、やたらに面白いんですよ〜。
泣き崩れる家族を俯瞰のカメラワークで映しているのもいい。
このシーンを見るだけでもグエムルを見る価値がある(笑)

役者さん達がまたいいです。お父さん役のピョン・ヒボンもいい味だし、
金髪で頭の弱そうな父親役のソン・ガンホはやっぱり上手い。
そしてパク・ヘイルもちょっと暴力的な弟役で、兄に対する飛び蹴りも炸裂(笑)

死んだはずのヒョンソから携帯に電話がかかってきて生きている事を知る一家。
ウイルスを持っているかもしれない怪物と接触した為、隔離されていた病院から抜け出し
家族で、囚われたヒョンソを探しに漢江へ行く。

以下ネタばれあり

家族で力をあわせて怪物を倒そうとするけど、お父さん死んじゃうんですよね。
カンドゥの本当にバカ・・・。
家族が普通にライフルを使うシーンがあるけど、韓国って徴兵制があるから
売店のおじさんでも使えるんだなーと何か納得。

そして最後は結局ちょっと間に合わずにヒョンソも死んでしまう。
韓国映画って救いのない展開が本当に多い。現実的な国民性なのかなぁ。
アメリカ映画だったりすると、最後に息をふきかえして・・とかなるところなんでしょうが。

パニックムービーとはまたひと味違う映画で、とぼけた家族がいい映画です。

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コメント

この映画…昔、何の知識もなくレンタルビデオ屋さんで借りて見た。

内容はよく覚えてないんだけど…最後の方は、笑いしか残らなかったなぁ。
なんか、『えええぇ?』と思うようなシーンが満載だったような。
真面目な映画なんだろか、それとも笑いを取ろうとしている?

これ以来、韓国映画はあんまり見なくなっちゃった。
確かに、普通のパニックムービーとは違う。うんうん。

投稿: ゆーき | 2012年6月11日 (月) 21時28分

>ゆーきさん

真面目な映画ではないような気が・・(笑)
でもこの映画は社会風刺でもあるらしいのよ。
グエムルが生まれたきっかけがアメリカ軍の漢江への薬品流出なんだけど
実際アメリカ軍が漢江にホルムアルデヒドを大量流出させた事件があったらしくて。

韓国って儒教社会で家族の繋がりが濃いみたいだから
そういうのも映画の中でよくあらわれているのかなと思う。
あんまり真っ正面から見るんじゃなくて斜め目線くらいで見るとホントこの映画面白い。

投稿: cherie | 2012年6月11日 (月) 23時06分

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