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2012年6月14日 (木)

恋愛の目的

パク・ヘイル目的で見てみたけど、すごく良かった恋愛映画。

恋愛の目的
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高校で英語教師をしているユリム(パク・ヘイル)、そこへ美術の教育実習生としてやってきたホン(カン・ヘジョン)。
ホンは大学を入り直しているので教育実習生だけれどユリムのひとつ年上だった。
ユリムには違う高校で教師をしている6年ごしの彼女がいて、
ホンにも医師であるリッチな彼がいるものの、最初っからユリムはホンの体目当てで
猛烈にアプローチしていく。

この映画、のっけから台詞がすごい事になってます。
SEX AND THE CITY顔負け(しかもサマンサ並)のかなり卑猥な台詞のオンパレード(笑)
とにかくユリムのホンへのアプローチの仕方がすごい。
飲み屋では「寝よう」飲み屋からでても「キスしない?」修学旅行先でも「5秒だけ」(なにが5秒か想像におまかせします)、ホテルへ行こうととにかく口説きまくる。
挙げ句の果てにはホンの自宅まで押し掛けて鍵を奪い部屋にまで。

ホンが多少なりともユリムに好意をもっていなかったら完全ストーカー、犯罪者ですよ(笑)

とにかくいやらしい目つきでホンを見つめ、卑猥な台詞を吐くユリム役のパク・ヘイル。
まるでセクハラ親父のようなんですが、嫌じゃない感じなんですよね。
それは彼の演技力あってのものだと思うし、魅力があるからだと思う。

最初はお気軽な恋愛を楽しもうとしていたんだけど
ホンのつらい過去の恋愛経験がわかってから二人の関係は変わってきます

以下ネタばれあり

結局関係をもっちゃう二人なんですが、台詞も含めベッドシーンも結構本気な感じなのでDVDはR18なんですよねー。
でも役者ふたりの脱ぎっぷりが相当いいので、変に隠すよりあっけらかんとしてていいです。

そしてホンがかつて男性から裏切られ、ストーカーあつかいされた過去がわかって
それが原因でずっと不眠症に悩んでいる事、
もう本気で人を愛すつもりはない事をユリムは知る。
ユリムも遊びのつもりだったのに、だんだんとホンに本気になっていってしまう。
ホンもユリムと一緒のときだけ何故かぐっすり眠れる、と心をゆるす。
二人の心が近づいて、幸せな時間を過ごせそうだった矢先に事件が。

ユリムとホンが交際している事が学校のホームページに写真入りでUPされてしまい、
学校側から事情聴取を受ける事になってしまったユリム。
ユリムはホンの過去の交際相手のように全面的に彼女を悪者にせず
丸く収めようとしているように私には捉えられたんだけど、ホンにはやっぱり自分の身の保身しか考えていないように見えたのよね。
今度は自分の身を守ることを優先して「ユリムにセクハラされた」と訴える。

ホンはユリムの好物の鶏の唐揚げを作って秘密の部屋で嬉しそうに待っていたから
あの時電話がかかってきたのを後回しせずに、二人で口裏をあわせれば本当だったらよかったのに。
お互い結婚しているわけでもないし、自分たちの本気の気持ちに気がついてしまった時点でそれぞれの恋人と別れればよかった。

結局ユリムが悪者になり、高校をクビになってしまう。
ホンはその事を電話で聞き、二人で食べる事のなかった鶏の唐揚げの入った
弁当箱を洗いながら一人部屋で号泣する。
この時のカン・ヘジョンの演技もよかったなぁ。

ホンのセミロングの髪がロングヘアーになるくらい暫く時間が経ったある日。
予備校の講師になっていたユリムのところへ偶然を装ってホンがやってくる。
何もなかったかのように挨拶を交わす二人。
その後二人で飲みにいって、すでにユリムは酔ってくだをまいている。
お前みたいな女は最低だ、殺してやりたい。もう女を信じられなくなった、と。
そんなユリムの腕にからまって「一緒に寝よ?」とオープニングとは逆に誘うホン。
なんかね、この時のホンがすご〜くいいんですよ。
そうそう、こういう時って女ってこういう仕草、顔をするよなぁと思う。
そして、やっとここでホンの方が年上なんだもんなーっていうのを実感する。
(途中初めてキスをする時のシーンでホンがユリムの髪を撫でてるのも)
年下男とひとつ年上のお姉さんという感じがよく出てる。そしてやっと対等な関係になる。
次の日、酔いつぶれたユリムを運んだホテルでふたり目が覚めるんだけど
外に出ると初雪で(この初雪も途中で伏線がはってある)なんだかんだ仲良く外を歩く二人。

この先のふたりはどうなるんだろうなー幸せになるんだろうなーと想像します。

この映画って動物としての基本的な欲望が描かれているんですよね。
不眠症に悩むホンの睡眠欲、ユリムの性欲、そして端々に何かを食べたり飲んだりするシーンが多くて食欲。

最後のシーンも賛否両論あるようだけど、私はよかったと思う。

DVDの特典の日本版予告編を見ても、DVDのパッケージをみても
いかにもR18ぽい演出がなされているのが非常に残念。
もっとふたりのこころが揺れ動いているシーンとかあるのになぁ。
ちなみに日本版
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そしてパク・ヘイルはやっぱり演技がうまいんだよなぁ。
他の恋愛映画の純朴な青年と同じ人とは思えない。
私的にはこっちのやらしいパク・ヘイルが好みなんですが(笑)

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