ミュンヘンの旅〜野鳥観察・小鳥編
水鳥編に続いて小鳥編。
ドイツに行くにあたってどこに鳥がいそうかリサーチしていくわけですよ。
やっぱり大きな公園だろうと英国庭園へ行ったのですが、
広くて木も多いし、木の高さが高いので、撮影条件はあまりよくありませんでした。
その中で、英国庭園でしか撮れなかったのは、水鳥とこの子。
ズグロムシクイ Mönchsgrasmücke sylvia atricapilla
遠いし、曇りで写真にだいぶパープルが入っちゃってます。。
あ、あと英国庭園ではカラスも撮りました。
日本にいるカラスよりちょっと小ぶりで、ギャングっぽい雰囲気もなくかわいいです。
多分ハシボソガラスだと思う。
ハシボソガラス Rabenkrähe Corvus corone
他に撮りたかったお目当ての鳥がいて、英国庭園にもいたんだけど
あまりよく撮れずにリベンジだーと思っていたら、散歩途中に見つけた別の場所で
かなり色々な野鳥を見る事ができました。
ミュンヘン中央駅のそばにある旧植物園です。
お目当ての野鳥は、ヨーロッパでは普通種でいる、アオガラです。
私は青色の小鳥が好きなので、すごく好みの可愛い子でした♡
アオガラ Blaumeise Parus caeruleus
青い帽子と黄色いお腹が綺麗な鳥です。
同じカラ類のシジュウカラ。日本でも普通にいる野鳥です。
でも同じシジュウカラでもヨーロッパのシジュウカラは日本のと違って胸が黄色です。亜種のようです。
シジュウカラ Kohlmeise Parus major
日本でずっと見たいと思っていた鳥にドイツで会えました。
キクイタダキという鳥で、日本では最小種になります。体重3〜5gです。
「キクイタダキ」という名前は「木食いただき」ではなくて「菊頂き」から命名。
頭頂に菊の花弁を乗せたように黄色の柄がちょこっと入った可愛い小鳥です。
しかし彼らは針葉樹が好きで暗い所が好き、動きが速いので上手に撮れませんでした。
キクイタダキ Wintergoldhähnchen Regulus regulus
日本だと今まで一回しか見た事がなかったアカゲラも二羽いたりして普通に見られてびっくり。
アカゲラ Buntspecht Dendrocopos major
ゴジュウカラもアメリカでは見ましたが、日本ではまだ見れてません。
ドイツでは普通にいました。
ゴジュウカラはゲラ類と違って木の幹を下向きに進む事もできる鳥です。
ゴジュウカラ Kleiber Sitta europaea
こちらは初めて見た
タンシキバシリ Gartenbaumläufer Certhia brachydactyla
こちらはツグミだと思うんですが、普通のツグミなのか他のツグミなのか不明。
日本にくるツグミは亜種らしい。
こちらは同じツグミ科のクロウタドリ
クロウタドリ Amsel Turdus merula
アオカワラヒワ Grünfink Carduelis chloris
ズアオアトリ Buchfink Fringilla coelebs
野鳥観察の時間はそう多くなかったのですが、結構色々な種類を見られたと思います。
ドイツで感じたのは、野鳥と人との距離感がなんかいいなーと思いました。
上の写真でも写っている、この木の幹に塗られているもの。
これ、色々な種などが入っている鳥の餌らしいのです。
鳥達はこれを目当てに集まってきます。
しかし日本と違うのは、これがただ単にそうされていると言う事。
日本ではよく年配の方達が野鳥の写真撮影だけのために餌付けをして鳥を呼んでいて問題になっていますが、
ドイツの公園だと、別に人はいなくて自分の庭に果物を置いたり種を置いたりする感覚で
あくまでも鳥達にお裾分け、という風な感じでした。
まぁ、それに便乗して今回写真が撮れたわけなんですが・・(恥)
針葉樹の大きな木に随分鳥達が集まっているなぁと思ったら、
木の枝の重なる中の方に餌台が置いてありました。
ここでも目立たない場所にわざわざ作ってあるあたりが野鳥に対する愛を感じました。
雑貨屋さんでも鳥の餌台や餌が普通に売られていたのでドイツの方々にとって野鳥は身近な存在なんでしょうね。
ドイツでも勿論本屋さんへ行き、野鳥図鑑を買ってきました。
ドイツ語で野鳥はVögelです。
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