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2013年5月31日 (金)

立山の旅〜プロローグ

二泊三日で富山県の北アルプス・立山(立山黒部アルペンルート)へ行ってきました。
立山と言っても登山をしに行ったわけではなくて、ある野鳥を見に(笑)

立山黒部アルペンルートへ行くのには二通りの行き方があります。
富山側から行く場合は飛行機で富山空港まで行って、
空港バス、電車、ケーブルカー、高原バスで立山へ行くルート、
長野側から行く場合は電車で信濃大町まで行って、
路線バス、トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイで立山まで行くルート。
アルペンルートはマイカー規制があるので富山側は電車の終着・ケーブル始発の立山まで、
長野側は路線バス終着・トロリーバス始発の扇沢までしかマイカーは行けません。
その先はケーブルカーなどの公共交通機関をかならず使う必要性があります。
必然的にかなり色々な乗り物に乗る事になります。

私達は富山県に行ったことがないのもあり、富山側から行くことにしました。
飛行機にも乗れるしね♪
それに信濃大町まで電車でも4時間近くと結構時間がかかってしまったり
金額も長野側からの方が高くかかったりします。
黒部ダムが見たい方は長野側が必須ですけどね。

6時台の始発の飛行機なので早朝の羽田空港へ。
JALマイラーなのですが、富山空港へはANAしか飛んでないのでANAで。
しかしミュンヘンにもANAで行ったので最近JALよりANA率がなぜか高い・・・。
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飛行機から見えた富士山!きれいだー
(機内左側から見えると情報を得ていたので左窓側をとっておきました)
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北アルプスも見えてきて、これから行く場所なのでじっと見ていたら黒部ダムが!
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富山側のアルペンルートも見えました!
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約1時間の短いフライトで富山空港へ到着。
やっぱり地方空港だからかなり小さな空港ですねー。
ここから約20分空港バスに乗って富山駅まで。
途中バスから富山城も見えました。
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電鉄富山駅からこちらのローカル電車に約1時間乗って立山を目指します。
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駅で目的地・室堂駅までの切符がまとめて買うことができます。
往復切符を買うと割引もあるのでこちらを買った方がいいです。
立山から美女平までのケーブルカーが混むのでここで時間の予約もします。

初めて見るタイプの電車。運転席にドアがなくてバスみたい。
ボックス席でいかにもローカルで雰囲気のあるのんびりした電車です。
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途中で自転車の男の子が乗ってきました。
前のこの広いスペースは自転車用だったのね。
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車窓からはだんだん近づく立山連峰が見えてきました。
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田園地帯を抜け、川が見えてくると線路わきにずっとピンク色の綺麗な花が咲いているのが見えます。
目を凝らしてみたけど野薔薇なのか何の花かわからない・・。
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アルペンルートの出発点の立山駅に到着。

つづく。

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2013年5月24日 (金)

百花繚乱展

「百花繚乱」展@山種美術館

休みの日にひとりでぶらり広尾まで。
山種美術館は初めてきました。

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山種美術館は日本画専門の美術館。
今回は「花」をテーマにした展示内容でした。

ポスターにもなっている荒木十畝の「四季花鳥」の絵が見てみたくて行ったんですが
すごーく良かった!
春夏秋冬の花と鳥を描いた掛け軸で、かなりの大きさがあります(高さ2M位)
花も鳥も好きなので、何の花、鳥が描かれているかだいたいわかるのですが、
冬の風景の中の鳥に違和感が。
この絵が紹介されているサイトに学芸員さんが何の鳥かを答えていて
冬の中には「スズメ」「オシドリ」「サンコウチョウ」と答えてらっしゃるんですが
私も絵の中の鳥は「サンコウチョウ」に見える事は見えるけれど
実際はサンコウチョウは夏鳥です。雪の梅の枝には不自然すぎる。
あと、秋の鳥は「アカゲラ/メス」と答えてらっしゃったけど、多分アオゲラと思う。
実際に見に行くまではオナガが描かれた「夏」がいいなぁと思っていたんだけど
実物を見てみたらアオゲラやヤマシギが描かれた一番渋めな「秋」の絵が好みでした。

他にはもともと日本画家の中でも好きな小茂田青樹の絵巻があって
スケッチ的に描かれた物がみられたのがよかった。
あと土田麦僊の「芥子図」、石田武の「吉野」も好みでした。

山種美術館が所蔵する重要文化財である速水御舟の「名樹散椿」圧倒的な存在感のある絵(屏風)でした。
この展覧会で良いなと思ったのが、描かれたのが作者がいくつの時の作品なのかが記載されていたこと。
この「名樹散椿」は御舟が35歳の頃の作品だそうです。
35歳で重要文化財・・すごいなぁ。

私は美術館に行く時は、一通りみてから好きな絵をまたじっくり時間をかけて見るのが好きなのですが
ひとりで行くと思う存分みれるのがまたいいですよね。
(勿論誰かと一緒にいって感想を言い合うのも楽しいですが)
今回も四季花鳥の前に椅子があったので座ってじっくり楽しみました。

ミュージアムカフェでお茶もしました。
こちらは展示にあわせた季節の和菓子がいただけるカフェで
速水御舟の「名樹散椿」からイメージされた「散椿」の練りきりをいただきました。
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和菓子って美しいなぁ。
そして美味しい。

日本画をみて、和菓子を食べて、日本人の美意識の素晴らしさを感じた午後でした。
いつか日本画も勉強してみたいな。

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2013年5月23日 (木)

北斎と暁斎「奇想の漫画」展

原宿にある太田記念美術館に「北斎と暁斎ー奇想の漫画」展を見に行ってきました。
太田記念美術館はラフォーレ原宿の裏にあります。
こちらの美術館は浮世絵専門の美術館。結構知らない人も多いのでは。

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浮世絵といえば葛飾北斎は有名ですよね。
今回は北斎漫画を中心に富嶽三十六景なども。
北斎はやはり構図が大胆でカッコいいですね〜。
そして初めて気がついたんですが、北斎って長生きだったんですね。
享年88歳。当時としてはかなり長生きな方ではなかったのでしょうか。
晩年まで制作を続けている北斎はかなりの点数を生涯描いていて
富嶽三十六景のような風景画から、春画まで色々なタイプの絵を描いています。

河鍋暁斎は北斎よりちょっと後の時代で
狩野派の流れをうけながらも、風刺画などを多く描いた絵師でした。
北斎漫画と同じタイプの漫画も描いているのですが
北斎のような構図の面白さはないけれど、
動物をコミカルに擬人化させた絵は北斎よりも暁斎の方が上手い。
とくにカエルを擬人化させた絵が多いんだけど、表情が豊かでかわいい。

「漫画」という取っ付きやすいテーマの浮世絵なので
馴染みのない人や子供でも楽しめる展覧会だと思います。

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2013年5月22日 (水)

国立近代美術館工芸館

皇居へ行ったとき、北の丸公園に国立近代美術館工芸館があるのがわかったので行ってみました。
目的は建物が見たかったからです。
うちの夫婦は明治・大正・昭和初期の洋館が好きで特に煉瓦造りの建物が好きです。

おおー素敵な建物。
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明治43年設計、日本人が設計した現存する数少ない建物で重要文化財になっています。

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ちょうど企画展で「花咲く工芸展」がやっていて
祝日なのもあって無料だったので見る事にしました。
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ちょうど「花」という私が非常に興味のある展示だったので楽しめました。
着物から、器、塗り物まで美しい工芸品ばかりで目を奪われました。
とくに青磁の器が美しかった。

建物の内部も素敵です。
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フォトジェニックな建物でした。
コンデジだったのを後悔。
今度は一眼レフ持って洋館巡りしたいです。

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2013年5月20日 (月)

皇居散歩

よくウロウロしている神保町から今回は皇居の方へ初めて行ってみました。
武道館には学生時代行った事があるけど、その他で皇居の方へ行った事は実は今までありませんでした。

祝日ともあって、お堀のまわりはランナーでいっぱい。
北桔橋門から東御苑へ入ってみました。
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江戸城の天守台、これも生まれて初めて見ました(笑)
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天守台の上に登る事もできますよー

東御苑内は芝生になっていたり、色んな植物があって居心地の良い場所でした。
茶畑も!
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一角がバラ園になっていて、美智子皇后が植えられたバラもありました。
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東京ではこういった建造がある場所は珍しいですよね。
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でも日本のデザインはやはりカッコいいなぁとあらためて思います。

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お堀にコブハクチョウがいました。
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そして日比谷方面に向かってお堀の周りを歩いていると
風に乗って歌声が聞こえてきました。
こ、この歌声はみさっちゃん(渡辺美里)だ!
何を隠そう私は小中学生の頃、彼女の大ファンでした。
当時コンサートなど行けるような年齢ではなくもっぱらCDで楽しんでいたわけですが
往年の名曲が聞こえてきてテンションがあがりまくり。
音の聞こえてくる方向からいって日比谷野音は間違いなさそう。
つい足早になって日比谷公園へ向かいます。
やはりこの日は日比谷野音でコンサートが開催されていました。
当日券があったら入りたかったのだけど、やはりソールドアウト・・。
でも野音なので見えはしないけど、音は充分堪能できるので
お外に座ってずっと聴いている事にしました。
私と同じ状況の方も多いようで、結構沢山の人が同じように聴いていました。
しかし驚きの歌唱力。いまの若い歌手の子でこんなに歌える人はいるんだろうか?
そんなに渡辺美里を知らない夫も「すごいね、CDで聴くのと全く変わらない」と言う程
音程はぶれないし、声量もあるし、「これぞ歌手!」という歌の上手さでした。
いつかちゃんとコンサート行ってみたいなぁ。

最後に嬉しいおまけ付きの皇居散歩でした。

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2013年5月18日 (土)

寿町から黄金町へ

東京のドヤ街、山谷にこの間行ったので
横浜のドヤ街にも行ってみる事にしました。

横浜のドヤ街は寿町という所で、関内から石川町へ向かう方の裏手にあります。
すぐ近くは横浜スタジアムだし、中華街だし、
横浜にこんな場所が存在している事を知らない人が多いのでは。

山谷が思いがけず明るくて治安もいい街だったので、
そんなに臆する事なく行ってみたらびっくり、寿町の方が数倍アングラ度が高い。
ちょっと写真を撮るのも憚れる雰囲気だったので写真もなしです。

そこにいる人達もあきらかに私達を警戒しているような目で見ているし
(どうみても場違いなのは私達だし)
独特の雰囲気の場所でした。
そして日泊まりの宿の値段も山谷に比べて安いです。
そして何故か車いすの老人の姿を多く目にしたし、日泊まりのところでも
「車椅子OK」的な張り紙がしてあったりしたので何か理由があるのでしょうか。

小さな立ち飲みのお店があったり、入り口にシートがのれんのようになっていて
中が見えないようになっているお店もありました。
労働センターがありますが、休日だったのもあり人気は少ない、平日は違うのでしょうか。

前回山谷から元吉原遊郭へ行ってみたので
今回は寿町から黄金町まで歩いて行ってみました。
黄金町もかつては風俗街で、売春宿で多くの外国人女性が働いていたそうです。
数年前県警の一斉摘発で一掃され、今では芸術の街にしようと町おこしをしているそうです。

黄金町。
この小さな店が連なっている場所がかつて売春宿でした。
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今では小さなギャラリーなどが入っているようです。
角に産婦人科があり現在は閉院していました。
千束(元吉原遊郭)にも婦人科が多くみられたので、こちらの産婦人科も
やはり風俗街とは切ってもきれない関係だったのでしょうか。

黄金町へ行ってみてこの街をアートの街にするのはかなり難しいのでなないかと感じました。
実際アート関連であまりこの街の名前を聞かないのもあるし、
土地、場所というのはそれなりの理由があってそういう場所に発展していく物だと感じる。
昔から山の手、下町と分かれてきた場所はそこで生きてきた人達の歴史がある。
それをがらりと変えるのは至難の業ではないだろうか。

実際黄金町から風俗店は消えたけど、すぐお隣の伊勢佐木町には結構そういう店が目につく。
結局のところイタチごっこなのかもしれない。

物事には表と裏があって、表の世界は表の、裏の世界は裏の世界があって
全てを表にすることはできない。そして裏にすることも。

私が思うに、表のルールで全てを変えたとき、それは実際そこに住む人、
働く人の意向はあったのか?というのが重要だと思う。
そこにいる人達が「もっと治安のいい街にしてほしい」という希望があったならいいけれど
実際そこで飲食店なんかのお店を営んでいて、自分たちの生活の一部になっていたとしたら死活問題だ。
事実街は人気が少なくて死んだ街に見えた。

黄金町からまた歩いて中華街の方へ戻る事にした。
そうしたら途中で商店街発見。
横浜橋商店街という戦前からある商店街でした。
またまた横浜にこんなところがあるとは知らなかったなぁ。
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活気のある商店街で、場所柄か中華や韓国料理のお店も多いですが、物価が安い!

川崎に住んでるとお隣の横浜市さんは「おしゃれな街」のイメージですが
(たぶん全国的にもそう)
横浜さんの表の顔だけでない裏の顔が見れてちょっと親近感がわいたのでした。



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2013年5月16日 (木)

芍薬

この季節の楽しみと言えば芍薬です。 ふわふわ、ふくふくの花びらを見てるだけで癒される。

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とくに、白、薄ピンクの芍薬が好きです。

こちらは初めて見たマトリカリアの「タマゴピンク」と言う品種。 何だか絵本に出てくる花みたいでとっても可愛いです。 そしてマトリカリアは長持ちします。


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2013年5月15日 (水)

GW鳥撮り

GWは前半、後半とも近くでぶらぶらする事が多かったです。
一応地元の緑地公園に鳥撮りも行きました。

お目当ては今まで数年この時期を逃がしてきたオオルリくんなのですが、
今回初めて見る事ができました。
本当に「見た」というのが正しい所で、写真は証拠写真です。
私のカメラ&レンズじゃ、大砲持ったおじさま達には到底かないませんので。。
この日も立派な機材を携えたお方が沢山公園にいらっしゃいました。
でもご親切に「見つけられた?」「あのへんにいるよ〜」
と教えてくださったおじさま達のおかげで見ることはできました。

証拠写真
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デジスコだったらもうちょっと撮れた所ですが
場所が三脚立てにくい場所だったのもあり、夫は他の所でシメやヤマガラを見て楽しんでたようです。

お昼を食べにいってぐるっと園内をまわってみたらコジュケイがいました。
コジュケイも何気に初めて見ました。
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水場に戻ってみると30分程前にオオルリが来たそうです。惜しい・・
まぁこれも時の運ですね。
そこで自分の撮ったオオルリの写真を見せてくれた男の人に(本人はそんなつもりはないんでしょうけど)
ちょっとカチンとくるような言われ方をして後味の悪い鳥見の日でした。

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2013年5月11日 (土)

ろしあ亭

最近よく出没している神田神保町。
以前から気になっていたレストランがあったのでランチしてきました。

ろしあ亭というロシア料理のレストランです。
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間口も狭くて奥に長いつくりで二階もあるようですが、
そんなに広いお店ではありません。

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ところどころにマトリョーシカが飾ってあったり、ロシア関連の本も置いてありました。
ロシアって日本の隣国なのだけど、何だか遠い国のような気がします。

ランチセットは数種類ありました。
本当はビーフシチューが食べたかったのだけど売り切れだったのでグリャーシュのセットで。

まずはロシア風サラダ。
ザワークラウトみたいな感じのサラダですが、ハーブなのかな?
ちょっと変わった風味がしました。
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セットのボルシチが驚き!!
セットのスープなので小さい器でくると思いきや、メインとも思えるこのボリューム。
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ビーツの色合いで真っ赤ですが、とても美味しかったです!

メインのグリャーシュ(ロシア風豚肉と玉葱、人参、セロリのシチュー)
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「グラーシュ」って東欧とかドイツとか結構色んな地域で食べられていると思うのですが
ドイツ風ともまた違った形のシチューでした。
夫はビーフストロガノフのセットにしましたが、こちらもよく見る物と違って
白いクリームで、ピーマンが入っている初めて見るタイプでした。

デザートはキセーリというとろみのあるお菓子。
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ゼリーよりも滑らかでクリームのような感じですが
柑橘系のお味でさっぱりとしていて、シチュー系のあとのお口直しには最適でした。

この他にも二切れドイツ風のパンがつきます。

それでお値段1050円。なかなかのコストパフォーマンスです。
本格的なロシア料理が食べられて大満足でした。

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2013年5月 1日 (水)

東京下町歴史散歩

ご無沙汰のブログです。
うーんやはりSNSの影響でブログの更新頻度が落ちますな。。
でもブログはブログで好きなのでぼちぼち書ける事があったらUPしてきます。
旅日記とか写真とかはやっぱりブログの方がいいし!

もともとあてもなくぶらぶらするのが好きなうちの夫婦ですが、
最近は行った事のない街へ行ってみたりしてみていて、
今回は以前から興味のあった東京のとある街へ行ってみました。

それは「山谷」と呼ばれるドヤ街です。
台東区、荒川区の境にある泪橋付近に広がる日雇い労働者の簡易宿泊所が多い地域です。
日本の中で大きなドヤ街といえば他には横浜の寿町、大阪のあいりん地区など。
あいりん地区には何故か知らずにちょっとだけ行ってしまった事があります。
大阪へ旅行で行ったとき、天王寺動物園へ行って、その際まわりをうろうろしていたら
なんだかちょっと治安の悪そうな所へ足を踏み入れてしまった感じがして引き返したら、そこがあいりん地区でした。
東京はどんな実情なのか見に行ってみる事に。

そしてその山谷とすぐ近くに、江戸時代に「吉原遊郭」があった場所があります。
住所的には台東区千束なんですが、今でも遊郭のあった名残があって風俗街になっているそうです。

その他この地域にはむかし刑場(処刑場)があったり東京の中では裏側の歴史の残る界隈です。

初めて下車する南千住駅。
そこから浅草方面に南下していくと泪橋の交差点があります。
大きな通り沿いは普通の街といった感じでとくに治安の悪さを感じる事もなく。
路地に入るとドヤ街でした。
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と、いっても簡易宿泊所が沢山あるだけで、日雇い労働者の方もお店?の軒先にあつまってらっしゃったりしてますが
(私は職場がガテン系なので、職人さん達には馴染みがあるので偏見はありません)
とくにその付近もあいりん地区のようなアングラで治安が悪いといった雰囲気は全くと言っていい程ないですね。
普通に地元の方が暮らしているし、子供も遊んでいるし。
確かに宿代はビジネスホテルなんかに比べても全然安いのですが、
最近では日雇い労働者の他に旅行客の外国人も結構利用したりしてるようです。

山谷をぶらぶらしていたら人が大勢いたので気になって行ってみたら
玉姫稲荷でお祭りがやっていました。
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年に一度の「こんこん靴市」という靴のお祭りで境内は靴屋さんで埋まってます。
バーゲン価格になっていてだいぶお買い得価格でした。

鳥居をでたところに珍しい「きびだんご」の屋台がありました。
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できたてで美味しかった♪買い食いは散歩の醍醐味ですね〜
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お次ぎは吉原へ行きます。
今はもう地名的に「吉原」というのはなくなっていますが交差点名に名残が。
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この交差点にもともとは門があったようです。
そこから不自然にS字になったカーブの道があって(大通りから直接遊郭を見渡せないように作られた)
そこから碁盤の目にもと吉原遊郭があった風俗街があります。
昼間行ったのにもかかわらず、お店の店員さんとおぼしき男性が立ってたりしてました。
事前の情報からすると写真撮ると怒られるらしいので写真はなし。
風俗街らしく、病院も婦人科(性病うんぬんとか書かれた看板多し)や泌尿器科が結構目についたり。
さすがにじろじろは街を見るのは憚れるので、ささっと通り過ぎて神社へ行きました。
吉原神社です。浅草七福神の一つだそうです。
昔から花魁が参拝したりと、場所柄女性に縁深い神社だそう。
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吉原神社と道を隔てた先にあるのが吉原弁財天。
関東大震災の際、吉原遊郭一帯が炎に包まれ逃げ遅れた遊女が弁財池に飛び込んで
500人近くも亡くなった事にたいしての慰霊碑です。
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吉原の歴史に関する記事なんかが掲載されていたので読んでみましたが、
同じ女性として切なくなりました。
現在の吉原で働かれている女性は(事情は色々あれど)自分の意志で働いているでしょうけれども
昔は農村から女の子が売られてきて、遊女にさせられて・・と思うと。。
弁財天の中は花が沢山植えられていました。
桜はもう終わりだったけど、ツツジがきれいに咲いていて、
椿や、紫陽花や、大きな銀杏の木もあって季節ごとに必ず何かの花や葉が色づくように考えられていて
かつての遊女達への弔いの気持ちが感じられる境内でした。

吉原も山谷と同じく、一部はそういう店ですが、
やっぱりすぐ近くに保育園があったり公園があって子供があそんでたり
街の中にとけ込んでいる感じがしました。

千束をぬけて、浅草方面へ歩きます。
途中寄った老舗の佃煮屋さん「鮒金」
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佃煮買いました。まだ食べてないけど、白い御飯のお供にするの楽しみー!

花やしき。
実は一回も行った事ありません。
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浅草は連休ともあって観光客で賑わってました。

浅草寺・鯉のぼり・スカイツリーのコラボ!
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浅草と言えば人形焼き。よく見ると鳩型もあるのよね。
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下町散歩楽しかったです。
今度はどこ行こうかなー

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