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2013年7月19日 (金)

殺人の告白

シネマート六本木にて韓国映画「殺人の告白」を鑑賞。

Comjp

ストーリーは、連続殺人事件が起きてから15年。
時効成立後、「自分が殺人犯だ」と名乗り出て殺人の詳細を書いた本を出版したのは
俳優のようなルックスのイ・ドゥソク(パク・シフ)。
瞬く間に彼は時の人となり、本はベストセラー、女性の追っかけまで現れる始末。
事件を担当している刑事や、被害者遺族を巻き込んで話はすすんで行く。

いやはや、これまたもの凄く面白い韓国映画でした。
アクション、サスペンス、物語の進め方、全てにおいてバランスがいい。

以下ネタばれ。
見る予定の方は見ない方が絶対に楽しめるので読まない方がいいです。

私はあまり予備知識なく、イ・ドゥソクが完全に犯人なのだと思って見たので
どんでん返しにはかなり驚きましたね。
この映画の主人公は刑事の方なのですが、宣伝にもパク・シフが大々的だったので
そっちに目がいくという意味でも映画の内容同様、広告の打ち方が効果的だったのかも。

見終わってみると、本当に色々な場面に伏線が張られていて
「そうか、そういう事だったのか」と腑に落ちます。
被害者遺族に誘拐されたイ・ドゥソクを刑事がやたらに助けに行くシーンとか。
警察署で耳打ちするシーンとか。

それにしても真犯人役のJが猛烈に気持ち悪い。
あんな男と2年も暮らしていた刑事の恋人の被害者が可哀想すぎる。
最後のシーンで、被害者がその後捕まってしまったであろう状況を説明するシーンの演出がまた上手いですね。
真っ暗な夜道に犯人の煙草の火だけがぼんやりと光っている。

韓国って復讐ものが好きですよね。
この映画でも結局は刑事自らの手で復讐を果たしてしまうんですが。

この映画は、私的にはもう一回見たいです。
また見れば「そうか、ここはこう言う事だったのか」って納得してみれると思う。
もう一回見ても楽しめるな。

シネマート六本木では昼の回と夜の回の一日2回の上映だったのですが
昼間の回がなんと満席。夜の回まで待ちました。
パク・シフは映画としてはこの映画がデビューらしいのですが、
もともとドラマに出ている俳優さんなので女性ファンも多いみたいです。

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