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2014年4月28日 (月)

奄美大島の旅〜エピローグ

ずっとルリカケスを見に行きたいと思っていた奄美大島ですが
ルリカケスを見る事が出来たし、思ったよりも食べ物も美味しくて良い所でした。

日本の南の島でも、沖縄のように観光地化されていない田舎の島で、
飲食店などは中心以外はほとんどないのでそこはちょっと不便ではありますが
そのかわりに特有の自然が沢山残されていて固有種も多く、
自然が好きな人であれば山でも海でも楽しめると思います。
沖縄諸島とあわせて、世界自然遺産登録を目指している島でもあります。
数が少なくなってしまった動物達も地道な努力で少しづつですが回復の兆しもあるようです。

今回の旅では思いがけず人との良い出会いにも恵まれました。
2月に釧路へ行って、3月に奄美大島に行って(そしてこの後旅日記を書くけど4月に沖縄)
北から南まで行くと、日本は狭い国のような気がしますが
南北で環境が全然違って、動物や植物が違う。
日本はなんて多様性があって、広い国なんだろうと感じます。

勿論海外へも行きたいけど、知らない日本もいっぱいあるなぁ。
日本なら週末弾丸でも行けるし、次はどこへ行こうかな。
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2014年4月27日 (日)

奄美大島の旅~奄美いろいろ

地方に行くとスーパーマーケットやコンビニを覗くのが好きです。
ご当地の食べ物や飲み物を見ると地方色がでていて面白い。

奄美でもコンビニやスーパーで見慣れないものが沢山ありました。

お菓子やカップラーメン。
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奄美らしい飲み物でいうと「ミキ」という飲み物があります。
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ミキはお米を醗酵させたドリンクで、出来立ては甘く、醗酵がすすむとすっぱくなるそうです。
どろっとしていて飲んでみるまで勇気がちょっといったんですが、
飲んだ感想としては

「飲む餅」

でした。

酸っぱさは感じなくて、味はお餅の味です。
かなりどろりとしているのでお腹がいっぱいになりそうです。

あと、車で走っていて気がついたのが
奄美内を走っている車の7~8割が軽自動車でした。

奄美の方ってもっと沖縄っぽい雰囲気を想像していたんですが
違う雰囲気なのかな?と思いました。
結構表情がかたいというか表情が読みにくい。
しゃべり方も単調なので感情がわかりにくいのですがお話すると親切でした。

そして思いのほか寒く、南の島!というイメージと違っていてびっくりでした。
勿論夏は南の島らしく、青い空、青い海なんでしょうが
冬は北風が強くどんよりとした天気で寒いようです。
また行くとしたら今度は夏に行ってみたいです。

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2014年4月25日 (金)

奄美大島の旅〜野鳥観察

奄美大島で見られた他の色々な野鳥。

見れると思ってなかったんだけど、ヴィラのテラスの横の木にちょうどとまってくれて
バッチリ撮れて嬉しかったのが
固有亜種である リュウキュウサンショウクイ Pericrocotus divaricatus tegimae
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普通のサンショウクイに比べて色が黒っぽいです。
サンショウクイは漢字で書くと山椒食。鳴き声が「ヒリリー」と聞こえる事から。

南部では本当に沢山いた
シロハラ Turdus pallidus
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亜種アマミシジュウカラ Parus minor amamiensis
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イソシギ Actitis hypoleucos
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カンムリカイツブリ Podiceps cristatus
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撮れなかったけど他にはアオバトも見る事はできました。
アカヒゲも鳴き声は聞こえてきたんだけどな。
奄美では他にこのような鳥も見られます。
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2014年4月23日 (水)

奄美大島の旅〜ルリカケス

奄美大島にはこの鳥を見に行ったと言っても過言ではない。
世界で奄美大島、加計呂麻島、請島のみに生息するルリカケス。

この鳥の存在を初めて知ったのは本格的にバードウォッチングを始める前、
結婚祝いにバーを経営する友達から貰ったルリカケスラムというお酒がきっかけ。
ルリカケスラムは奄美諸島の徳之島で造られている国産のラム酒。
ラベルにルリカケスの写真が使われています。
バードウォッチングを初めてからは尚更ずっと憧れの野鳥でした。

ポイントで待つと可愛いとは言えない騒がしい鳴き声で数羽やってきたのですが
警戒していたのかその日はあまり見られず。
でもその後満足いく位見る事ができてよかったです!

ルリカケス Garrulus lidthi 絶滅危惧II類(VU)
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何とも言えない羽根の色!
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求愛中で下のメス?がおねだり
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葉っぱのような物をプレゼントされたようです
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水浴びにきました
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結構豪快です
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2014年4月21日 (月)

奄美大島の旅〜クロツラヘラサギ

地元のバーダーの方に教えて頂き、クロツラヘラサギも見る事ができました。
クロツラヘラサギは世界に約2700羽しかいない東アジアに生息する鳥です。

最初に夕方に見に行った時、干潟の奥で顔を羽根にうずめて寝ていたので顔がわからなかったのですが
数日後早朝に行ったら干潟の中の方にいて、段々潮が満ちて来るに従って
手前の方へ移動してきたので飛んでいる姿も見る事ができました。

クロツラヘラサギ Platalea minor 絶滅危惧IB類(EN)
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2014年4月20日 (日)

奄美大島の旅〜オーストンオオアカゲラ

奄美で見たい野鳥のひとつだったのですが、
中々見られないし、ドラミングの音さえ聞こえてこなかったので諦めていた野鳥が
終盤のある一定の時間だけ姿を見せてくれて見る事ができました。

オーストンオオアカゲラ Dendrocopos leucotos owastoni 絶滅危惧II類(VU)
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オオアカゲラの亜種で、奄美大島のみに生息する固有亜種。
羽根の色がかなり暗色。

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2014年4月18日 (金)

奄美大島の旅〜サシバ

奄美大島では渡り鳥の猛禽類、サシバも沢山見る事ができました。
国道沿いを走っているとあちこちの電線にサシバがとまっています。

フォレストポリスに向かう途中の山道でも数分置きに見られて、
一回こちらへむかって低空飛行してきて慌てて車を止めて撮った一枚。
ノートリでいけるほど車窓から近くでした。
サシバ Butastur indicus
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国道沿いの荒れ地では虫を捕ってました。
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2014年4月17日 (木)

奄美大島の旅〜イソヒヨドリ

奄美大島にはこれでもか!と言う程イソヒヨドリが沢山いました。
(今月行った沖縄でも同様にイソヒヨ天国でした)
イソヒヨドリは囀りも綺麗だし、羽根の色合いも綺麗で好きな鳥です。

道ばたに普通にいます。お花バック。
イソヒヨドリ Monticola solitarius
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宇検村の港では求愛の囀りを一生懸命していて
その羽根を広げて囀る姿に萌えました(笑)
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イソヒヨドリはヒヨドリとついていますが、ヒヨドリ科の鳥ではなくて
ヒタキ科イソヒヨドリ属の野鳥です。
イソヒヨドリの名前よりもイソビタキとか、イソツグミの名前の方が相応しい気がします。

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2014年4月16日 (水)

奄美大島の旅〜ヴィラ

今回の奄美の旅では三泊とも別々の宿泊施設で
一泊目はビジネスホテル、二泊目は南部の宿泊施設、三泊目は北部のヴィラに泊まりました。

この三泊目のヴィラは行く前からかなり楽しみにしていました。
HPを見ると雰囲気も素敵で食事も美味しそうだし、一日3室限定というのも
のんびり静かに過ごせそうで良さそうだと思ったからです。
でも実際泊まってみて思う所があったので宿の名前は伏せる事にします。

朝夕食がついているお宿でレストランとしても営業しているオーベルジュです。
1Fがレストラン、2Fがお部屋になっているのですが部屋までは階段です。
私達はスーツケースだったので階段で運ぶのがちょっと重かった。
スタッフさんが女性だったので仕方ないとはいえ、当然のように夫が運ぶのを見てただけ。
お部屋の雰囲気はこんな感じ。
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インテリアのセンスもいいし、清潔です。
テラスがあってお部屋からは海も見えます。
バスルームはシャワーのみ。海外にあるような固定式のシャワー。
おしゃれだけど私はこの固定式のシャワーが大嫌い。
この部屋にあるバスルーム以外に貸し切りのお風呂があるんですが利用しませんでした。

夕食の時間は決まっていて、レストランでコース料理。
事前にアレルギーや苦手な食材を伝えておくことはできました。

キハダマグロのカルパッチョ
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島豚、紫花豆のパスタ
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海の幸タジン
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ゾウリエビという海老が入っています。初めて食べました。

かごしま黒牛サーロインのグリル
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この他に黒糖のティラミスのデザート。

一泊二食付きで1人12000円+税なのですが、食事時の飲み物は別料金です。
でも飲み物が結構高くて、お酒も600円くらいしたのに量はあまり入ってないし
前日のやけうちの宿でなみなみと注がれた酒の量(しかも宿泊特典で無料だった。それでなくても一杯300円)
を考えてもちょっとコスパ悪いなと思ってしまった。
お食事のお味は美味しかったけど、こちらも結構上品な量なので
若い男性だと物足りなく感じるかもしれない。
あと給餌の女性は可愛らしい方だったのですが、受け答えをする時に
「うん」だったのがやたらに気になってしまった。
多分癖なんだと思うけど、やはり職業的には「はい」じゃないといかんだろ。

こちらのお宿で何が一番不満だったかと言うと、
タイミングも悪かったのだと思うのですが、私達以外の宿泊客が
関西人の二組の子連れを含む家族連れだったこと。
食事時には子供がぎゃーぎゃー騒いで兎に角騒々しくて、優雅に夕食どころじゃない。
3室限定だけにもう逃げ場がなくて、私達夫婦はうんざりでした。

夜は流石に子供達も疲れたのか隣の部屋からは五月蝿い声は聞こえてきませんでしたが、
宿に頼んで手配してもらって部屋でマッサージをうけていたのですが
マッサージ師さんもびっくりしたという位、隣のシャワールームの音が響きました。

朝食はレストランではなくてお部屋でとります。
朝時間になると部屋の前に食事が置いてあって、自分たちで中にいれて
テラスとか好きな場所でとることができます。メニューもその時によって違うようです。
この日はフレンチトースト、コーヒー、グァバジュースでした。

テラスで海を見ながらの朝食。
お隣の子連れ関西人はチェックアウトが早かったので静かに朝食を楽しめてこの時は良かったです。
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たまたまその関西人のうるさい子連れと一緒になってしまって運が悪かっただけなのかもしれませんが
この宿のコンセプトとしてはどっちかというと大人がゆったりできそうな感じで
そういうのを期待してくる人が多いような気がするのですが・・
勿論ウェブサイトには子供料金も明記してあるから子供お断りの宿ではないですし
宿泊客が大人だけで静かに過ごしていればこのような事も思わなかったでしょうし。
勝手にこちらが静かに過ごせるそういう期待をしてしまっただけなんですが。
子供さん連れにも好きな所に泊まる権利はあるので文句は言えませんが
大型のホテルだったら騒々しい子が多少いても広いから席を移るとか部屋を移るとかできるし
パブリックスペースも広いしそういうもんだと思ってそんなに不満も感じないのですが
こういう小さな宿だと他のお客さんに配慮してある程度子供さんが大きくなってからの方がいいのでは・・と思ってしまった。
宿としても、事前にメールで予約した時にひと言あってもよかったんじゃないかと。

やはり自分たち的にはビジネスホテル&居酒屋で食事スタイルが一番合ってるのかな。

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2014年4月15日 (火)

奄美大島の旅〜海

奄美大島は海が綺麗でしたー
南の島はバリ島には行った事がありますが、南部はそんなに綺麗な青い海ではないので
いかにも南国らしいエメラルドグリーンの海を見るのが楽しみのひとつでした。

やはり曇って風が吹いて寒い日は海の色もどんよりとして綺麗ではなかったのですが
陽が差し込むとパァーッと明るくなってもの凄く綺麗な海の色になります。

奄美の中でも一番綺麗だと思ったビーチが倉崎海岸。
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こちらは南部の船越海岸。
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国直海岸
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長雲峠からのぞむ龍郷湾
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2014年4月14日 (月)

奄美大島の旅〜やけうちの宿

二日目は探鳥をした後日が暮れかかっている夕方に南部の宇検村へ向かいました。
宇検村まではひたすら国道を南下します。
奄美大島には高速道路はありません。
山が多い地形なのでトンネルは数があって距離も長いんですが
割と最近できたのか新しくて広いきれいなトンネルが多いです。

宇検村へつく前にもう日が暮れてしまって国道沿いも真っ暗。
街灯も全然ないので基本ハイビームで運転する事になります。
対向車もほとんどいないですし。

宇検村へついたらあたりはもう真っ暗で殆ど何も見えません。
ナビと標識に従って宿へ到着。
やけうちの宿というのが今日のお宿です。
コテージの部屋と、きょらむん館という建物で宿泊棟があって
敷地内に宇検食堂というレストランと、やけうちの湯という公衆浴場、デイサービスなんかがまとまってあります。
宿泊の食事は宇検食堂でとることになります。

コテージのお部屋の方が良さそうではあったのですが値段が高かったので
きょらむん館を予約しました。
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案内されてきょらむん館へ行ったら、玄関のような所でスリッパへ履き替えてから建物に入ります。
なんかアパートのような寮のような不思議な作りのところだなーと思っていたんですが
どうもスポーツ選手が合宿に使ったりする事が結構あるみたいです。

なのでお部屋にミニキッチンがついてたりします。
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ベッドも大きいしお部屋も広いです。
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広めのユニットバスもあります。
宿泊特典でお隣の「やけうちの湯」の入浴券も貰ったんですが時間が遅かったので入れませんでした。

宇検村は奄美でも端のほうなのでお店なんかは殆どありません。
食事は必然的に宿のフロントも兼ねている宇検食堂でとります。
食堂といっても立派なレストランです。
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こちら、システムが中々変わっていて定食を頼むとお惣菜のバイキングがついてきます。食べ放題です。
定食も1000円くらいなのでかなり値段的には安いです。
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奄美らしい食材からデザート(ふくらかんという蒸しパンのようなもの)までありました。
とくにもずくが美味しくて何回も食べちゃいました。

メインで頼んだ鶏飯。
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御飯に鶏や錦糸卵、パパイヤの漬け物など乗せて温かい出汁をかけていただきます。
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さっぱりしていて美味しいです。お酒のシメにも良さそうですね。

こちらも宿泊特典でドリンク無料券が頂けてお酒もOKだったので
やけうちの宿のすぐ裏にある酒蔵・奄美大島開運酒造の「れんと」という黒糖焼酎を
夫は飲んでいましたが、コップになみなみと注がれて出てきてました。
コストパフォーマンスが良いです。

早朝、食事前に探鳥の為に早起きして外に出てみてびっくりしました。
夜に宿についた時は真っ暗でわからなかったのですが
宿のバルコニーの向こうは裏手にある運動公園だとばかり思っていたら
なんと海でした。
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朝食はまた宇検食堂で。こちらは宿泊プランについてきます。
多すぎずちょうど良い量でよかったです。
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2014年4月 7日 (月)

奄美大島の旅〜ナイトウォッチング

奄美大島に来たからには、野鳥だけでなくアマミノクロウサギも見たい!
クロウサギは夜行性だし、夜見られる鳥も見たかったので
ネイチャーツアーのナイトウォッチングを申し込みました。

自分たちのレンタカーで夜間林道へ行くこともできなくはないですが
レンタカーでも林道への乗り入れは禁止されているし、慣れない夜道の運転は不安なので
こういったツアーに申し込んだ方が気が楽です。

ツアーといってもネイチャーガイドさんの車に私達だけです。
ホテルまで迎えにきてくれて、スポットの林道まで向かいます。

奄美大島には平地が少なく、そのほとんどが森になります。
観光開発があまりされていないこともあって、自然が残されています。
森にはハブがいることも少なからず森が残されていることに影響があるようです。
固有種の宝庫でここでしか見られない生き物たちが沢山います。

国道から林道へ入ると舗装されていないガタガタ道。
雨が降った後なのもあり、ぬかるみがあるのでやはり小型のレンタカーでは無理ですね。
基本的に車から降りることはありません。ハブも怖いしね。
林道へ入るとガイドさんが運転しながら手持ちのライトであたりを照らしてくれます。
リュウキュウコノハズクの鳴き声は聞こえるものの姿は見えず。

しばらく林道を走ったら何か動く姿が!
いたー!アマミノクロウサギ!

アマミノクロウサギ Pentalagus furnessi  絶滅危惧IB類(EN)
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特別天然記念物。
ウサギ科アマミノクロウサギ属、本種だけという固有種です。
世界で奄美大島、徳之島だけに生息。

アマミノクロウサギは思ったほど黒くないです。どちらかというとこげ茶。
耳も小さくてうさぎっぽくないですが、ぴょんぴょんと跳ねる姿はウサギです。
この林道の他にも旧国道の舗装された尾根道でも見ることができて
合計6匹くらいは見られました!

その他に見たかったアマミヤマシギも数羽見れました。
アマミヤマシギは飛ぶのが上手ではないので、驚いて飛び上がった姿は鶏のようで
林道脇にじーっとしていると目が大きくてとってもユーモラスでかわいい鳥です。

アマミヤマシギ Scolopax mira 絶滅危惧II類(VU)
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日本固有種。

水たまりにはヤモリの姿を見ることができたし、イシカワガエルの鳴き声は
あちこちから聞こえてきました。

車で走っていると前はライトで照らされているのですが、
振り返って後ろをみると、本当に本当に真っ暗なんです。
東京でこんなに暗い闇を見ることはなくて、新月でも空が明るいですが
奄美はかなり田舎の島なのもあって、闇が完全な真っ暗です。衝撃的な暗さでした。

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2014年4月 5日 (土)

奄美大島の旅~脇田丸

1日目は名瀬港にあるビジネスホテルのウエストコースト奄美に泊りました。 部屋もきれいだし、スタッフの感じもよくてとても良かったです。
夕飯は近くの居酒屋に行こうと思っていてちょっと下調べもしておいたのですが 一応ホテルのフロントでお勧めのお店を聞いたら近隣のお店の手作りMAPをくれました。 その中で郷土料理のお店があったので行ってみたら予約でいっぱい。
調べておいた居酒屋さんがMAPにも載っていたのでそちらへ行くことにしました。

居酒屋脇田丸。奄美内に他にも定食屋さんとか何店舗かあるらしいお店です。
そんな広くはないですが土間の床にはサンゴが敷かれていたりして雰囲気も結構良いと思います。
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さしみ盛り合わせ。
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シビ(まぐろ)、島たこ、ソデイカ、カンパチ、かつおの盛り合わせ。
これで690円。安い!
どれも新鮮、身がぷりぷりで美味しかったです。
ソデイカって初めて食べたんだけど甘くて美味しかった〜

奄美の郷土料理、油そうめん
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沖縄のソーミンチャンプルーに似ているけど、どうもソーミンチャンプルーと違い
油とだし汁を乳化させる調理法らしい。見た目よりあっさりです。

エラブチの唐揚げ490円
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エラブチ(ブダイ)って初めて食べたんですが
あの青い見た目に反して白身で淡泊で普通に美味しかった。

奄美のすぐお隣、加計呂麻島のしし肉。
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お塩をつけて頂きます。
野趣溢れる肉質なんだけど、すごい美味しい!
なんだろう牛肉のようなコクがあって、豚肉の甘みもあるというか。

かつおのたたき。
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390円。安い!

全体的に値段が安いです。奄美の焼酎も各種あって夫は楽しんでいました。
お酒の値段も安いし、この他にもお腹いっぱい食べて2人で5千円ほどでしたので
コストパフォーマンスはいいと思います。
南国ってあんまり魚のイメージがなかったのですが魚介類美味しいです。

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2014年4月 3日 (木)

奄美大島の旅~奄美パーク・田中一村記念美術館

奄美についたのは午後でお天気も悪かったのでこの日は探鳥は諦め
ホテルのある名瀬へ向かう途中にある奄美パークへ行くことにしました。

空港から車で5分ほどのところにある奄美パーク。
まだできてからそんなにたってないのかな?新しくて立派な施設です。
広い駐車場があり奄美らしい植物の公園と、
奄美の自然や文化に関する展示の奄美の郷、田中一村記念美術館があります。

タコノキの並ぶ道を抜けて、展望台へ。
結構な高さのところまで一気にエレベーターで行けます。無料。
お天気がよければきっと青い海が見れるんでしょうが生憎のどんよりとした空と海。
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おきまりの顔を入れるやつがあったのでやってみた。私達の他に誰もいないし(笑)
ちょっと顔の抜けてる部分が大きすぎる気がする。
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田中一村美術館。
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水に浮かぶように作られた建物でなかなか素敵な美術館です。
回廊のような作りになっていて年代を追うような形で展示がされています。
奄美大島に行くことになって初めてしった田中一村という日本画家ですが
モチーフを含め好きなタイプの作品で、描き方などとても勉強になりました。

明治生まれの田中一村は栃木県に生まれ、50歳で奄美大島に移り住みます。
子供の頃神童と呼ばれ絵の才能のあった一村。
8歳の頃の作品がありましたが確かに上手い!
私は千葉村時代の作品群が一番好みでした。
奄美大島へ移り住んでからの作品はちょっと全体の線が太くなっていたりコントラストの強い描き方に変わっていて
南国の強い日差しと濃い影が一村の作品の中に落とし込まれたのかなと感じました。

奄美の郷は展示は見なかったのですが、翌日のお昼ご飯に利用しました。
奄美は想像以上にリゾート化されていない田舎なので、食べ物屋さんが少ないです。
名瀬港の繁華街にはお店はチェーン店含めありますが
国道沿いにはあまりお店がないんです。

ツアーの団体さんの利用が多いようですが、名物料理も食べられるし美味しかったですよ。
翌日寒い中の探鳥後のお昼ご飯だったので温かくてしょっぱい物が食べたくて
鶏飯とかのメニューもあったのですが二人ともラーメンにしました。

塩豚の乗ったラーメン。
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豚骨の乗ったラーメン。
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両方ともベースは鶏の出汁であっさり。
黒い豚骨は黒糖で煮た豚でコクがあって美味しいです。
何故かスープと合わせると東南アジアっぽい味に感じます。

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2014年4月 1日 (火)

奄美大島の旅~プロローグ

以前から行きたかった奄美大島へ行ってきました。
羽田からの直行便は一日一往復しかなく、午後便なので2泊3日だとちょっと少ない。
3連休に1日追加して3泊4日で行くことに。
沖縄なんかに比べて需要が少ないせいかいつでも航空券にしてもパックツアーにしてもちょっと高め。
なので今回はJALのおともdeマイルを使って航空券を取りました。
当初、奄美大島内で一番栄えている中部の名瀬でビジネスホテルを3泊予約しようと思っていたんですが
2週間後だったのと3連休があったので3泊同じところで連泊ができない。
レンタカーを借りるし、奄美内の色々な探鳥地に行きたいのもあったので3泊全部別々で
地域も南部、中部、北部と泊ることにしました。

往路はお昼前の飛行機なので割とゆっくり羽田空港へ。
いつも大抵早朝便なのでこれぐらいの時間に行くのは珍しいです。
前月釧路に行ったとき見かけて気になっていた空港のドトールでブランチ。
このドトール、ちょっと普通のドトールと違っててソーセージを焼く鉄板があったり
お酒も売っていたりインテリアも大人っぽい雰囲気。メニューも違います。
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ソーセージは2種類から選べて、トッピングとかもあるので追加でピクルスのせ。たっぷり。
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定時で出発。搭乗口が近くて嬉しい。
だって釧路の時は一番端っこでしかもバスまで乗ったもの。
東京はあいにくの雨だったんだけど、奄美大島についても雨はあがったもののどんより曇り空。
シーサーのついたセスナ機がかわいい。
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奄美大島って南の島なので年中温暖なのかと思ったら違うんです!
冬は天気が悪い日が多くて北風が強いらしい。
鹿児島在住の友達のSHIHOちゃんからも「奄美に行くなら夏がいいよ。3月はまだ天気が安定してない」とアドバイスをもらっていたんですが
アドバイス通りの空模様でとにかく北風が強くて案外寒いんです!
まぁこの時しか休みが取れなかったので強行で奄美行を決めてしまったんですが
1.2日目は雨こそ降らないものの曇りでとにかく風が強くて寒く(全国的に荒れ模様の天気ではあったんですけどね)
3.4日目は回復してお天気が良くなりました。
でもやはりあんまり気温は高くないんですよね。湿度も高くないし。
とにかく1.2日目は寒くて寒くてフリースやダウンを持ってこなかったことを後悔しました。
半袖の出番なんて全くないんだもの(笑)こんなに寒い島だとは思っていませんでした。
何とか多めに持ってきた洋服を重ね着してやり過ごしました。

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