奄美大島の旅〜ナイトウォッチング
奄美大島に来たからには、野鳥だけでなくアマミノクロウサギも見たい!
クロウサギは夜行性だし、夜見られる鳥も見たかったので
ネイチャーツアーのナイトウォッチングを申し込みました。
自分たちのレンタカーで夜間林道へ行くこともできなくはないですが
レンタカーでも林道への乗り入れは禁止されているし、慣れない夜道の運転は不安なので
こういったツアーに申し込んだ方が気が楽です。
ツアーといってもネイチャーガイドさんの車に私達だけです。
ホテルまで迎えにきてくれて、スポットの林道まで向かいます。
奄美大島には平地が少なく、そのほとんどが森になります。
観光開発があまりされていないこともあって、自然が残されています。
森にはハブがいることも少なからず森が残されていることに影響があるようです。
固有種の宝庫でここでしか見られない生き物たちが沢山います。
国道から林道へ入ると舗装されていないガタガタ道。
雨が降った後なのもあり、ぬかるみがあるのでやはり小型のレンタカーでは無理ですね。
基本的に車から降りることはありません。ハブも怖いしね。
林道へ入るとガイドさんが運転しながら手持ちのライトであたりを照らしてくれます。
リュウキュウコノハズクの鳴き声は聞こえるものの姿は見えず。
しばらく林道を走ったら何か動く姿が!
いたー!アマミノクロウサギ!
アマミノクロウサギ Pentalagus furnessi 絶滅危惧IB類(EN)
特別天然記念物。
ウサギ科アマミノクロウサギ属、本種だけという固有種です。
世界で奄美大島、徳之島だけに生息。
アマミノクロウサギは思ったほど黒くないです。どちらかというとこげ茶。
耳も小さくてうさぎっぽくないですが、ぴょんぴょんと跳ねる姿はウサギです。
この林道の他にも旧国道の舗装された尾根道でも見ることができて
合計6匹くらいは見られました!
その他に見たかったアマミヤマシギも数羽見れました。
アマミヤマシギは飛ぶのが上手ではないので、驚いて飛び上がった姿は鶏のようで
林道脇にじーっとしていると目が大きくてとってもユーモラスでかわいい鳥です。
アマミヤマシギ Scolopax mira 絶滅危惧II類(VU)
日本固有種。
水たまりにはヤモリの姿を見ることができたし、イシカワガエルの鳴き声は
あちこちから聞こえてきました。
車で走っていると前はライトで照らされているのですが、
振り返って後ろをみると、本当に本当に真っ暗なんです。
東京でこんなに暗い闇を見ることはなくて、新月でも空が明るいですが
奄美はかなり田舎の島なのもあって、闇が完全な真っ暗です。衝撃的な暗さでした。
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