白樺峠タカの渡り
以前から一度見に行きたいと思っていた信州、白樺峠のタカの渡りのタカ柱。
タカの渡りとは、夏鳥として日本に繁殖の為に渡ってきたタカ達が9月頃に南へ向けて再び渡って行きます。
タカ柱とは、渡りの際に上昇気流に乗って複数のタカが竜巻状に旋回上昇し、
上昇したらグライダーの様に滑空、また上昇気流にのって上昇、滑空を繰り返し渡って行きます。
上昇気流にのってタカが沢山集まり、タカの柱のように見える事からタカ柱と呼ばれています。
関東では横須賀の武山が有名ですが、
タカ柱を見るのは初めてなので、国内では有名な鷹見の場所である長野県の白樺峠に行ってきました。
また週末探鳥なので金曜の夜出発、途中のSAで仮眠(このスタイルが最近多いので車中泊用に寝袋を買おうか思案中)
松本ICで降りてから山の方へどんどん進んでいきます。道は途中まで一本までなのでわかりやすいです。
途中トンネル内で白樺峠方面と乗鞍高原方面へ行く道にわかれます(白樺峠経由でも乗鞍へは行けます)
山道をのぼっていくと、白樺峠の駐車場へつきます。
無料の駐車場もありますし、トイレもあります。車は関東、関西含め色々なナンバーが。
車をとめて山道を登っていきますが、結構急斜面で厳しい~
私達でもゼイゼイなので、大きな機材抱えた年配の方たちは大変でしょうね・・
10~15分位上ると鷹見の広場に出ます。
こちらの鷹見の広場は斜面にベンチなども整備されていて、信州ワシタカ類渡り調査研究グループの皆さんが管理されています。
つくともうすでに沢山の方が見に来ていました。
ベンチや丸太の椅子もありますが、私たちは折り畳み椅子持参だったので後ろの方で見る事に。
見ているとさっそくタカ柱が!
主な猛禽類は、大半がサシバ、時々ハチクマ、ほんのわずか他の猛禽。
サシバ Butastur indicus
初見のハチクマ Pernis ptilorhyncus
サシバを執拗に追いかける(多分)ツミ。
ツミの方が全然体が小さいのにね。
これはオオタカかなぁ
天気は晴れたり曇ったりでしたが、流石に標高も高いのでちょっと寒いです。
防寒着を持って行って正解でした。昼食、飲み物も持参で。
山道には可憐な花々も楽しめます。
スカビオサ(マツムシソウ)が綺麗でした。
園芸種としても花屋さんでよく見かけますが、自生するスカビオサ・ジャポニカは日本固有種。
5時間ほど鷹見をしましたが、かなりの数を見られたと思います。
この日(9/20)は渡り速報によると
サシバ2197羽、ハチクマ263羽、ノスリ11羽、ツミ9羽、その他11羽と合計2491羽。
多分今シーズン最大に見られた日だと思います!いい時に行った!
猛禽類が一度にこんなに沢山見られる事はないのですごく楽しかったです。
悠々と大きな翼を広げて飛んでいく姿には惚れ惚れします。
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