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2015年5月31日 (日)

三宅島の旅~アカコッコ

三宅島の野鳥と言えば代表的な鳥がアカコッコ。
世界で伊豆諸島、トカラ列島にのみ生息する日本固有種。

アカコッコは島のいたる所で出会うことができました。
車で道路を走っていても道端だったり、道路を横断して飛んでいく鳥のほとんどがアカコッコでした。
でも案外写真を撮ろうと思うと警戒心が強いのか難しい。
アカコッコ館の近くはさすがに沢山いて、こちらがじっとしていると近づいてきてくれました。

アカコッコ Izu Islands thrush Turdus celaenops 絶滅危惧IB類(EN)
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アイリングが目立つ黒と赤いお腹がはっきりとしたのがオス、
ベージュっぽいのがメス。

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2015年5月24日 (日)

三宅島の旅〜島内

島についた時雨でしたが、次第に晴れてきました。
三宅島では一日の中で結構天気がめまぐるしく変わりました。
晴れていたかと思うと夜になって急に風が強くなって雨が降ったり。
日中は基本的には晴れか曇りで助かりました。

三宅島へは勿論バードウォッチングに行きました。
なので観光的な事はほぼしていません。
と、いうか三宅島は自然しかないので皆さん行かれる目的はネイチャーウォッチングなんですよね。
ダイビングや釣りの方が多いようで、探鳥地としても有名なので勿論鳥見も。

三宅島は雄山が中心にある火山島。
2000年に雄山が噴火、2005年まで全島避難を強いられました。
直径8キロの島で島の周りをぐるっと一周する道路はほぼ山手線一周と同じです。
信号は学校近くの三カ所しかありません。総人口は2700人ほど。
コンビニも一軒もなく、買い物は島内数カ所の商店のみ。
飲食店の数もかなり少ないです。

三宅島では民宿にお世話になりました。三宅島には大規模なホテルとかはないので
基本的に民宿・ペンションに泊まる事になります。
私達が泊まったところはダイビングショップと兼任しているところでした。
早朝港まで迎えにきて下さり、宿で車を借りて出発。
(レンタカー屋さんも大手ではない二店ほどありますが車が少ないのか予約時点で満車でしたが、宿で車を貸して下さる事になりました)

早朝ひょうたん山(昭和15年の噴火でできた山)を眺めながら東京で買ってきた食料で朝ご飯。まだどこも店がやっていない時間なのでね。
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雄山。今でも火山ガスが出ていてレベル2。
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三宅島バードウォッチングの拠点、アカコッコ館。
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レンジャーさんがいて情報提供してくれたり、資料を見たりできます。
建物から水場が見えるので水浴びにきた野鳥を観察でき双眼鏡なども貸し出してました。

大路池の周辺がバードウォッチングポイントです。
遊歩道が整備されているので散策にも良いと思います。
三宅島には大型の動物や、蛇(一種類だけ小さな小さな種類がいる)がいないので
そういった面でも安心です。
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遊歩道に「迷子椎」という樹齢600年以上のスダジイの木があります。
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迷子になってもこの椎の大木を頼りに戻れば助かるという所から「迷子椎」の呼び名なんだそう。

大路池は2000年前の噴火で出来たと言われる火山湖。
池の色がとっても綺麗なんです。
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アカコッコ館の方に教えてもらったのですが、大路池は海とも川とも繋がっていないで出来た池なのにも関わらず魚がいます。
それは誰かしらか人が魚を持ち込んだから、しかも今いる魚は外来種のブラックバスやブルーギル。
わざわざ島にまで生きた魚を持ち込んで(しかも外来種)そういう事する人って本当に何なんでしょうか。
釣りが目的なんでしょうが、三宅島には海という素晴らしい釣り場があるのに・・
外来種は生態系に影響を大きく及ぼすので最低な行為だと思います。

こちらは阿古地区にある土方海岸。
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海の向こうに三本岳(大野原島)が見えます。
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天然記念物であるカンムリウミスズメの繁殖地になっていて
本当は船で近くまでいって観察するツアーに行きたかったのですが
人数が集まらす遂行されませんでした・・残念。

メガネ岩。溶岩で出来ているのですごい造形美。
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こんな溶岩の間からでも植物が生えてきます。
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メガネ岩のすぐ近くに「ふるさとの湯」という天然温泉があります。
夕暮れ時だと海に沈む夕日を眺めながらお湯につかれます。
(画像はおかりしました)
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お湯の色がかなり黒い色で、毎日入りに行きましたが気持ちよかったですよ。
小さいタオルの販売はしていますが、バスタオルはありません。

ふるさとの湯の隣に「ふるさと味覚館」というレストランがあります。
お風呂に入った後に昼食で地魚の海鮮丼を食べました。
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流石にお魚が美味しかったです。

メガネ岩の方から続く火山体験遊歩道の風景はなかなか凄いものがあります。
溶岩と枯れ木の風景。
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1983年の噴火の溶岩で飲み込まれたままになってしまった旧阿古小・中学校。
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三宅島は火山の島なのだというのを風景からダイレクトに感じられます。

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2015年5月22日 (金)

三宅島の旅〜東海汽船・橘丸

今年のGWは伊豆七島の三宅島へ船中泊含め3泊4日で行ってきました。
GW何処へ行こうか考えた時に、船なら渋滞もないし以前から行きたかった三宅島へ行くことにしました。

三宅島へは船の他にも飛行機が就航していて飛行機の方が圧倒的に早いのですが
(船6時間30分、飛行機50分)
飛行機は火山ガスの影響で欠航になる事も多いらしいです。
往路は夜寝ながら行けるし、復路は昼間甲板から外洋の海鳥を見られるので船にしました。

船は東海汽船の橘丸。昨年就航したばかりのまだ新しいフェリーです。
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竹芝桟橋のフェリーターミナルもGWなので流石に混んでいます。
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22時30分発のフェリー。三宅島・御蔵島経由、八丈島行きです。

東京湾の夜景を見る事もできます。レインボーブリッジの下をくぐります。
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橘丸の船内。新しいのでとても綺麗です。
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名誉船長である画家の柳原良平氏のものがあちこちにあります。
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船好きの柳原さんの絵本「あしかくんふねにのる」が子供の頃大好きでした。
アンクルトリスで有名ですよね。
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レストラン
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レストランのメニュー
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船室はカテゴリーが分かれていてホテルの一室のような特等室から雑魚寝タイプの2等室まであります。
昔は雑魚寝タイプは結構酷かったらしいのですが(実家では釣りに行く為たびたび東海汽船に乗っていた)新しい船なので2等室でも充分綺麗です。
今回往路は寝て行きたかったので二段ベッドの特2等室を予約しました。

特2等の船室通路。入り口付近に荷物置き場もありました。
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二段ベッドでカーテン付き。
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枕と毛布の用意があります。
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カーテンを閉めればかなりプライベート空間です。外からの音は聞こえますが。
足も充分伸ばせますし、ライトにコンセントもあるし、お金が戻って来る方式のロッカーもあって狭い中にコンパクトにまとまっています。
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しかし寝ようと思ったら船室内が異様に暑い!!
暫く我慢して寝ようと努力したんですが、通路を歩く人からも
「暑くて息苦しくて眠れない・・!」との声も聞こえてきて
二段ベッドの上段に寝ていた夫も同じだったようで起きてきました。
ちょっと外の空気が吸いたくなって甲板まで。

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夜の海、真っ暗で何にも見えなくてちょっとコワイです。
早い時間の甲板では団体さんがレジャーシートをひいて酒盛りをしていましたが
遅い時間ではさすがに人もいません。特2等も満室ではなかったですが
甲板に毛布を敷いて寝ている人もいました。
かなり混雑していて満室だと二等席なし券というのがあって甲板で過ごすらしいです。

橘丸にはシャワールームもキッズルームもあって充実しているのですが
ペットルームもあって実際犬連れで来ている方もいました。
ペットルームは部屋の中にケージがあって(動物病院みたいな感じ)そこに犬達を入れるので
犬は甲板にいたりはできないんですが、夜中通りかかったら
ペットルームの中、ケージの前の床に毛布にくるまって飼い主さんが一緒に寝ていてその姿にちょっとじーんとしてしまいました。
犬を飼った事のある人ならわかると思うんですが、慣れない状況で犬達も不安がるしそうしてしまう気持ちすごくわかります。

船室に戻るのにあまりに暑いのでインフォメイションセンターのスタッフの方に伝えると
他の方々からも苦情が入っているらしく、今空調を調整中ですと言われ、
同じ特2等でも逆サイドの方が空調がきき始めているので移動しますか?と提案されましたが荷物もあるので様子を見る事にしました。
一瞬涼しくなり始めたように感じてちょっと眠れたのですが、やはり結局暑くて
特にカーテンを閉めていると最悪だったのでまぁいいかと途中からカーテンもあけてました。
おかげでかなり睡眠不足になってしまいました・・・

5時に三宅島着なのですが四時台にライトがついて船内放送があります。
何か予定より早くついた?のか結構アナウンスが下船を急かせる案内。
慌てて支度をして下船準備をしたのに、着岸するのに時間かかってそんなに急がなくても大丈夫そうだった。。

三宅島へついたらちょっと雨がぱらついてる、あらー。

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2015年5月18日 (月)

蒸篭

器も凝ってるのですが、もうひとつマイブームなのが蒸篭。
以前から蒸し器は欲しくてルクルーゼのスチーマーも気になってはいたんですが
蒸し器は持っていなくて、無水鍋で代用したりする程度で。

知り合いの料理の先生をしている方から勧められて中華蒸篭を購入しました。
その方は電子レンジは持たず、御飯の温め直しも全て蒸篭でしているそう。
野菜とかすごく美味しくなると聞いて横浜中華街に買いに行きました。

中華街の調理器具の老舗、照宝。
休日なので混んでいましたが、お店のおばちゃんが色々と相談に乗ってくれました。
2人分の料理を作るのに二段は必要だし、大きすぎてもと21cmを購入。
木材は桧、杉など色々と材質があってそれに応じてお値段もまちまちなんですが
材質が変わっても蒸し上がりや強度に変わりはないと言われ、
もった時の素材感が好きな竹の高いラインの方にしました。
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安い物は中板が針金でとまっていないのですが、しっかりとまっている方にしました。

蒸篭用の鍋は買わず、手持ちのルクルーゼに蒸し板を挟んでつかっています。
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使い心地ですが、蒸篭すっごく良いです!
簡単だし、野菜がとにかく美味しくなる!!
野菜だけ蒸しても甘みがでて、塩とか何も付けないで食べても美味しい。
お肉やお魚と野菜を蒸して一品できるし、上下段で別の物を蒸して二品もできる。

照宝のおばちゃんに言われたように使っているのですが
蒸篭に直接食材は入れず必ず器にいれて使っています。
よく蒸篭料理で下にキャベツをひいたり直接食材が乗って出てきますが
基本的には器を使ってほしいそう。そしてなるべく蒸篭そのものも洗わないでぬれ布巾で拭く程度。洗剤を使って洗ったりしてはいけないんだそう。
なので汚れたなという時は洗っていますが、基本的には洗わず拭いてからこうやって干してます。
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食卓に蒸篭そのままで出す事もできるし、簡単で美味しい料理がつくれて大満足。

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2015年5月17日 (日)

器いろいろ

最近マイブームなのが食器。特に和食器。
民芸を扱うお店や、作家ものが置いてあるお店で主に買っています。

信楽焼の作家さん、岡崎勉さんの器たち。
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おおらかな器でとても使いやすいです。
左上の黒い平鉢(16cm)は大きさもちょうど良くて大活躍。
小さい片口はちょっとしたおかずをいれたり。大きい方口は姿だけでも様になりますねー

こちらはちょっと前に長年使っていた磁器の御飯茶碗を割ってしまって
同じく磁器の物を探していたんだけどピンとくるものがなくて
陶器だけどしっくりきたので選んだ飯椀。
鹿児島の龍門司焼です。
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飯椀と同じお店で最近買ったのが小石原焼の小鉢。
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刷毛目が小石原焼らしいです。

こちらのガラスでできた空豆の箸置き。
もう10年位前に雑貨屋さんで見かけて心惹かれたのに買わず、ずっと後悔して
やっと取り扱いのあるお店を見つけて通販したもの。
みずのみささんというガラス作家さんのものです。
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うちの食器棚をみると丸い器ばかりで四角い器が少ない。
逆に姉の家ではすごく四角い器が多いんです。
食卓に並べた時四角い器も入るとアクセントになって良いなーと思って
目下四角い器を探し中。これから夏になるので磁器の砥部焼とかいいなーと探してます。

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