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2015年5月24日 (日)

三宅島の旅〜島内

島についた時雨でしたが、次第に晴れてきました。
三宅島では一日の中で結構天気がめまぐるしく変わりました。
晴れていたかと思うと夜になって急に風が強くなって雨が降ったり。
日中は基本的には晴れか曇りで助かりました。

三宅島へは勿論バードウォッチングに行きました。
なので観光的な事はほぼしていません。
と、いうか三宅島は自然しかないので皆さん行かれる目的はネイチャーウォッチングなんですよね。
ダイビングや釣りの方が多いようで、探鳥地としても有名なので勿論鳥見も。

三宅島は雄山が中心にある火山島。
2000年に雄山が噴火、2005年まで全島避難を強いられました。
直径8キロの島で島の周りをぐるっと一周する道路はほぼ山手線一周と同じです。
信号は学校近くの三カ所しかありません。総人口は2700人ほど。
コンビニも一軒もなく、買い物は島内数カ所の商店のみ。
飲食店の数もかなり少ないです。

三宅島では民宿にお世話になりました。三宅島には大規模なホテルとかはないので
基本的に民宿・ペンションに泊まる事になります。
私達が泊まったところはダイビングショップと兼任しているところでした。
早朝港まで迎えにきて下さり、宿で車を借りて出発。
(レンタカー屋さんも大手ではない二店ほどありますが車が少ないのか予約時点で満車でしたが、宿で車を貸して下さる事になりました)

早朝ひょうたん山(昭和15年の噴火でできた山)を眺めながら東京で買ってきた食料で朝ご飯。まだどこも店がやっていない時間なのでね。
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雄山。今でも火山ガスが出ていてレベル2。
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三宅島バードウォッチングの拠点、アカコッコ館。
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レンジャーさんがいて情報提供してくれたり、資料を見たりできます。
建物から水場が見えるので水浴びにきた野鳥を観察でき双眼鏡なども貸し出してました。

大路池の周辺がバードウォッチングポイントです。
遊歩道が整備されているので散策にも良いと思います。
三宅島には大型の動物や、蛇(一種類だけ小さな小さな種類がいる)がいないので
そういった面でも安心です。
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遊歩道に「迷子椎」という樹齢600年以上のスダジイの木があります。
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迷子になってもこの椎の大木を頼りに戻れば助かるという所から「迷子椎」の呼び名なんだそう。

大路池は2000年前の噴火で出来たと言われる火山湖。
池の色がとっても綺麗なんです。
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アカコッコ館の方に教えてもらったのですが、大路池は海とも川とも繋がっていないで出来た池なのにも関わらず魚がいます。
それは誰かしらか人が魚を持ち込んだから、しかも今いる魚は外来種のブラックバスやブルーギル。
わざわざ島にまで生きた魚を持ち込んで(しかも外来種)そういう事する人って本当に何なんでしょうか。
釣りが目的なんでしょうが、三宅島には海という素晴らしい釣り場があるのに・・
外来種は生態系に影響を大きく及ぼすので最低な行為だと思います。

こちらは阿古地区にある土方海岸。
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海の向こうに三本岳(大野原島)が見えます。
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天然記念物であるカンムリウミスズメの繁殖地になっていて
本当は船で近くまでいって観察するツアーに行きたかったのですが
人数が集まらす遂行されませんでした・・残念。

メガネ岩。溶岩で出来ているのですごい造形美。
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こんな溶岩の間からでも植物が生えてきます。
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メガネ岩のすぐ近くに「ふるさとの湯」という天然温泉があります。
夕暮れ時だと海に沈む夕日を眺めながらお湯につかれます。
(画像はおかりしました)
Iriguchi

Yokujyou
お湯の色がかなり黒い色で、毎日入りに行きましたが気持ちよかったですよ。
小さいタオルの販売はしていますが、バスタオルはありません。

ふるさとの湯の隣に「ふるさと味覚館」というレストランがあります。
お風呂に入った後に昼食で地魚の海鮮丼を食べました。
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流石にお魚が美味しかったです。

メガネ岩の方から続く火山体験遊歩道の風景はなかなか凄いものがあります。
溶岩と枯れ木の風景。
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1983年の噴火の溶岩で飲み込まれたままになってしまった旧阿古小・中学校。
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三宅島は火山の島なのだというのを風景からダイレクトに感じられます。

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