« 応答せよ1997 | トップページ | 花より青春 ラオス編 »

2017年9月17日 (日)

応答せよ1994

大好きな韓国ドラマ「応答せよ1997」
その人気を受けて同じスタッフ、別のお話で「応答せよ1994」「応答せよ1988」が制作されました。

「応答せよ1997」がすっごく良かったので、1994も見てみようかな~と思ってはいたんですが
登場人物を見てもなんとなくパッとしないなぁ~と思って1話目の途中まで見てやめてしまっていたんです。
dtvで配信が終了になってしまうのと、1997の出演メンバーが1994にも登場する回があるので
やっぱり見てみるか~と視聴を再開。

最後まで見てみての感想。
いや~良かった!1994も名作!
やっぱり「応答せよ~」シリーズはすごく良いドラマだと思う。
1988はいま配信されてないんだけどこれも見たいなぁ。

1997は友情・家族の繋がりの中でもユンジェとシウォンの恋愛が軸になっていて
全16話、1話あたりも約30分~約1時間で
それに比べて1994の方は全21話、1話あたりも1時間~1時間40分とかなり長め。
話も1997と構成は同じで主人公の夫は誰なのか最終話まで明かされない展開と
現在の2013年と1994~2002年までの過去を振り返る構成になっているところは同じなんだけど
1997に比べてたっぷりと時間をとってあるので登場人物達1人1人のサイドストーリーの内容が濃いのと
恋愛だけでなく、友情・家族愛がより濃密に描かれていました。

相関図

物語としては1994年、延世大学(実在するソウルの大学。韓国の慶應と呼ばれている私立の名門校)
に入学した地方出身の生徒達が新村にある下宿(食事つきの昔ながらの下宿)に集まり
恋愛や友情、将来への不安など抱えながら成長していく物語。
主人公ナジョン一家が馬山から上京して下宿をはじめ、幼馴染のスレギ、
地方からの下宿生、ヘテ、サムチョンポ、ユンジン、ピングレが暮らしています。
同じ延世大の野球部のエース・チルボンは唯一ソウル出身でピングレの従兄弟なので
しょっちゅう新村下宿に出入りしてる。

1997では主人公達が高校生だった1997~1999年と6年後の2005年、現在の2012年の物語だったんだけど
1994では主人公たちが大学1年の1994年から社会人になって結婚する2002年までの8年の年月を通しで
追っていくので彼らの物語をじっくりと見る事ができました。
韓国は徴兵制があるので男性は19歳~29歳までの間に約2年間兵役につく義務があります。
だいたい大学へ入学して2年目あたりに一旦大学を休学して兵役につくケースが多いそうで
1997を見ているときに、ユンジェはシウォンに会わなかった6年の間に兵役に行ったのかな?
ハクチャンはアメリカに留学していたから20代後半で兵役に行ったから30歳すぎてからユジョンと結婚したのかな?とか勝手に想像していました。
1994ではそのあたりがしっかりと描かれていて、ヘテが軍隊で苦労している様子や
医師であるスレギは軍医として勤務していたり。

ラブラインでは1997では私としてはシウォンの相手としてはもう絶対にユンジェでしょ!と
ユンジェ押しだったんですが(テウンオッパはどちらかというと嫌い)
1994ではあんまりラブラインには肩入れしないで見ていたので
スレギでもチルボンでもどちらでもいいな~と思っていました。
スレギオッパもナジョンの家族想いで優しいし、性格もおおらかで良い。お医者さんだし。
チルボンも気遣いできて優しいし、ナジョンに一途で切ない。メジャーリーガーだし。
物語の佳境でナジョン、スレギ、チルボンそれぞれの複雑な想いが交錯して見ていて切なかった。

1997でシウォンのお父さん役だったソン・ドンイルとお母さん役だったイ・イルファ。
このドラマの面白い所が何故かソン・ドンイルとイ・イルファは俳優さんの名前がそのまま役名(笑)
そして1994の方でも同じ名前でナジョンの両親役を再び演じてます。
1997でもこの両親のキャラクターが好きで、家族愛の話も好きでした。
1994ではそこがさらにパワーアップして、下宿の話なので子供たちとの絡みも1997よりもっと多くて。
面白くてとぼけたお父さんと、やたらに沢山食事をつくりすぎる愛すべきお母さん。
1997と1994の共通点はもう一つあって、この両親の第一子が亡くなっている設定な事。
仲良しで幸せな家庭だけど、つらい過去があるっていう設定がより深みがある。
亡くなった子(1997では事故死したシウォンの姉、1994では病死したナジョンの兄)
が物語に影響を与えているのもよくできた脚本だと思う。

ユンジンとサムチョンポの意外なカップルの組み合わせもよかったし
ピングレが将来に迷い、親に内緒で勝手に医学部を休学してバイトしてたり
家に居場所のないチルボンがやたら新村下宿に居ついているのもなんか理解できるし
ヘテは多分ルックス的には一番男前なんだけど、田舎出身丸出しでおかしい。
みんながしゃべっている言葉がチルボン以外方言。
1997では釜山が舞台だったのでみんな釜山弁だけど、今回は出身地がまちまちなので
その違いとか、田舎の中でも「まだうちは都会だ!」って張り合うところとか面白い。
とくに順天出身のヘテの方言はちょっと特徴があってかわいい。
釜山や馬山のある慶尚南道と呼ばれる地方と順天や麗水のある全羅南道は昔から確執のある地域らしく
そういう他国にもある地域柄とか知ることができるのも魅力のひとつ。

1994年のなかで1997年のメンバーがきちんと出てきて嬉しかった!
その辺の伏線とか脚本がしっかりしているなぁと感心。
スレギが医大生の頃の同級生が1997のテウンの奥さんになる女医さんの若かりし頃で
スレギが釜山で研修医をしていた時にバスの中で高校生のシウォン・ユンジェ・ユジョン・ソンジェと出会っていて
ナジョンへの婚約指輪を選んだのがたまたま居合わせたシウォンだったり
当時まだ釜山に転校してきていないソウルに住んでたハクチャンの家庭教師がナジョンだったり。
本当によく練られた脚本。
(テウンも出てくるらしいんだけど何故かそのシーンがカットされれて見れず)

この後ブログにも書きますが、応答せよ1994を見て気に入った方は同じtvN制作のバラエティー番組の「花より青春 ラオス編」は絶対見た方が良いです‼︎
チルボン、ヘテ、ピングレの3人がラオスを旅する番組で応答せよファンだったら凄く楽しめます!(ファンでなくても面白いけど)

|

« 応答せよ1997 | トップページ | 花より青春 ラオス編 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 応答せよ1994:

« 応答せよ1997 | トップページ | 花より青春 ラオス編 »