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2017年10月17日 (火)

ミセン

これまた韓国ドラマのレビューなんですが、
このドラマもすごく良くて語れるなぁと思ったので書きます。

ミセンー未生 미생 2014年 tvN制作




このドラマは韓国ドラマのお馴染みの記憶喪失とか出生の秘密とかそういう要素は全くなく
一流商社で働くことになった若き主人公と、上司や同僚など会社で働く人々を描いた群像劇。
もともとは韓国サラリーマンのバイブルと言われてるWEB漫画が原作。

ストーリーは
幼いころから囲碁の才能があり将来を期待されプロ棋士を目指していたチャン・グレ。
しかしプロになる試験の時期に父親が病気で亡くなり、家計を支える為にもアルバイトをしなくてはならなかったりで囲碁に集中できず、結局プロになる年齢制限を越してしまい挫折する。
プロ棋士になる事しか将来を考えていなかったので高校も行っていないし高卒認定の資格を持ってるだけ。
社会人経験もなく日々アルバイトをしている26歳。
心配した母親がツテで知り合いの社長さんから商社のインターンの仕事を紹介してもらう。
商社のワン・インターナショナルは一流商社で、社員は大卒、英語は必須、第三外国語もあたりまえ。
そんな中で学歴もない、社会人経験もない、外国語スキルもない、ないないだらけのチャン・グレ。
周囲にはコネ入社と言われ、学歴のなさや語学力のなさを馬鹿にされることもありながら
囲碁で培った先を読む力や場を読む力、記憶力、勝負強さを駆使しながら奮闘する。

このチャン・グレの物語だけ聞くと、何にも出来なかった元天才棋士の青年が
たまたま入った一流企業で活躍するよくあるサクセスストーリーになるような気がしますが、
このドラマの良いところはそういう面が一切なく、失敗したり葛藤したり
社会の中でうまくいかない、もどかしい思いを抱える様子が非常にリアルに丁寧に描かれている事。

物語はチャン・グレだけのものではなく、
もう1人の主人公とも言えるグレの直属の上司であるオ・サンシクの組織の中で会社員として、上司として生きていく中の葛藤だったり
同期入社の新人達の上司からのパワハラに苦労する中で生まれる友情や
女性社員たちは男性上司からセクハラを受けたり、働く母親の苦労など
登場人物のひとりひとりの背景や物語がしっかり描かれています。

タイトルのミセン(未生)とは、韓国の囲碁用語でまだ弱い石で、死んでもいない、生きてもいない不確かな石という意味らしいです。

登場人物




<営業3課>

チャン・グレ(イム・シワン)
元天才囲碁棋士。学歴なし・社会人経験なしの主人公。
グレは高校をやめる時も先生が止めに来た位もともと頭が良いんだよね。
棋士って将棋やチェスもそうだけどIQの高い人が多いみたいだし。
でもグレは自分が棋士だったことは周りには自分からは誰にも言わない。
唯一「お前の事が知りたいんだ」って言ってくれた先輩のキム代理だけには家に招待して自分の過去を話す。
一番尊敬しているオ課長にも自分からは話した事はないんだけど。
囲碁という1人の真剣勝負の中だけで生きてきたグレは友達もいないし周囲との関わり方がわからない
そんな中で社内で自分ができる事を必死でやって段々周りに認めて貰えるようになる。
静かでひたすら我慢する修行僧(ドラマの中では長期服役囚の出所後って言われてたけど)のよう。
演じるイム・シワン君ですが「太陽を抱く月」(ドラマは途中で挫折)で見た時に綺麗な顔した子だな~って思ってました。
韓国男子俳優(シワン君はもともとアイドルだけど)の中では珍しく小柄。
公称より多分もっと小さくて160cm台なんじゃないかな。
でもこのグレという役柄には小柄なシワン君でぴったりだった気がする。

オ・サンシク課長(イ・ソンミン)
チャン・グレの直属の上司。当初課長でのちに次長に昇進。
ワーカーホリックな仕事人間で不正が嫌いで部下思いだけど、3人の子持ちで家族想いでもある。
社内では過去のしがらみから専務や派閥と対立している。ロシア語が堪能。
オ課長は理想的な上司ですよねぇ。仕事もできるし明るく冗談好きで部下思い。
でも出世街道からはちょっと外れたところにいるので、出世したい部下からはできない上司呼ばわりされたり。
でも3課の部下達からは猛烈に信頼されているし、同期のソン次長やコ課長には互いに心配しあったり。
グレの同期達の新人にも課が違っても積極的に声をかけて、さりげなく心配したり。
演じるイ・ソンミンさんは映画「さまよう刃」の刑事役で見た事のある俳優さんでした。
もうこの方以外オ課長は考えられないほどオ課長でした。

キム・ドンシク代理(キム・デミョン)
チャン・グレの直属の先輩。天パでぽっちゃり。
見た目も性格も優しいけど仕事はできる。日本語・中国語が堪能。
このね、キム代理大好きなキャラクターです。女性にはモテないけど面倒見がいいし優しい。
もともとは同期の駐在が決まった時羨ましがったりそれなりに上昇志向もあったけど
結局、オ次長もグレも会社から去ってしまい、残ってしまったキム代理は
「仕事がおもしろくない・・・」と呟いて、呼ばれてないのにオ次長の新しい会社におしかけ
「僕の席はどこですか!?」って来ちゃう。
オ次長とグレとキム代理で3人でぴょんぴょん輪になって喜んでて嬉しかった~

<グレの同期>

アン・ヨンイ(カン・ソラ)
同期の中では紅一点。資源2課。ロシア語が堪能。
インターン時代から大型の契約をとったり、仕事のできる女子。
でもそのできるがゆえに配属された資源課では先輩の男性社員達から
パワハラ、セクハラ的な扱いを受けて苦労する。でもそれに耐えて段々信頼を得ていく。
ヨンイは早い段階からグレの事を認めているんですよね。頭がよく勘もいい。
バリバリ仕事のできる女子だけど、家庭環境が複雑で元軍人で男尊女卑の父親からお金をたかられてる。
もうほんとヨンイの親は毒親。完全に機能不全家族でヨンイはACだなぁ・・
演じるカン・ソラちゃんは映画「サニー」でチュナ役だった子だ!
はっきりしたお顔の美人さんですよね。
ミセンには「サニー」に出てた役者さんが意外に出てる。
専務役のイ・ギョンヨンさんだったり(サニーだと現在のジュノ役)
オ課長の後任のキム・ウォネさんだったり(サニーだと先生。この方結構色んなドラマでちょいちょい見かけるけどいつも印象に残る)
ーーーハ代理(ヨンイの指導役)
関口知宏を彷彿とさせる眉毛が太い先輩。すごい女性を下に見ているタイプで最初むかつきました。
最終的にいい人になるわけじゃないけど、ヨンイに対してだんだんまともになってきてよかった。

チャン・ベッキ(カン・ハヌル)
ずっとエリート街道まっしぐらできた、そつのない男子。鉄鋼1課。ドイツ語が堪能。
ベッキは自分に自信があるんだけど、なかなか仕事を任せてもらえなくてもやもや。
学歴もないグレの方が積極的に仕事に関わらせて貰えて、社長にも褒められて
3課の上司たちとも楽しそうに飲みに行ってて、どんどん羨ましくなっちゃって嫉妬する。
でも基本的に育ちがいいのでインターン時代から他のみんなのようにグレに意地悪したりしないし
だんだんとグレの事を認めて助けるようになってく。
ベッキはヨンイの事が好きなんですよね。靴をプレゼントしようとする時とか
「頑張れ、ベッキ!」とつい応援しちゃいました。器用そうに見えて不器用なベッキ。
ベッキだけが、ヨンイの家庭の事情とか、偶然知ったグレの棋士時代の過去とか知ってる。
でもそういう自分が知り得た情報を他の誰かに話したりもしない。
ーーーカン代理(ベッキの指導役)
カン代理、最初はベッキに仕事させないし冷たそうでなんだよ、この上司。と思ってたけど
オ課長が誉めていた通り至極まともで良い先輩でした。

ハン・ソンニュル(ピョン・ヨハン)
ブルーカラーの家庭出身の現場第一主義。繊維1課。中国語が堪能。
お喋りで情報収集に余念がないムードメーカー。あだ名は壁犬。
インターンの早い段階からグレとは喧嘩したりもして打ち解ける。
ソンニュルは上司に恵まれなくて、何度も告発しようとして失敗して逆に自分の立場が悪くなって
一時期明るいソンニュルじゃなっちゃう時も。
なんか彼は顔がすごく似てるってわけでもないと思うんだけど、ユン・サンヒョンさんに似てません?
髪型のせいかもしれないけど、なんだろ雰囲気かな?
ピョン・ヨハンくん、今公開されてる映画「あなた、そこにいてくれますか」で見てたはずなのに全然気がつかなかった(゚o゚;;
彼も良い役者さんなんでしょうね。
ーーーソン代理(ソンニュルの指導役)
ソン代理、最初はいい人かな?なんて思ってたけどとんでもない奴でしたね。
仕事は押し付けるわ、手柄は横取りするわ。
最後、取引先の女性社員と不倫してる事がばれて、ぼこぼこにされてたけどざまーみろ、と思いました。
ソン代理もムカついたけど、あのセクハラ・パワハラ常習の資源課のマ部長が一番嫌い!!
マ部長になにも制裁がなかったのがすっきりしなかった。

物語は途中までは囲碁の経験からグレが機転を利かせて社内でうまく立ち回る様子だったり
見せ場的なところもあるんですが、終盤になってくると同期の中でも一人だけ正社員でなく
2年の契約社員であるグレの契約満期が近づいてきて、その中でオ課長がなんとかグレを残そうと
専務から直々にきた仕事でトラブルになったり、雲行きがあやしくなってくる。
私も途中までは見ていて泣いたりしていなかったんだけど、
14話の最後オ次長とソン次長が屋上で、オ次長はグレに正社員への期待を持たせる事ができないと言い
ソン次長はそれでも可能性はないわけじゃない、と話すシーン。
グレに対してなんとかしてやりたい、でも出来そうにないもどかしい思いが交錯してホロリときました。
その後も終盤はホロリときたシーンが多かったな。
レビューを見てもこのドラマは1話あたりが80分くらいと長めだし、終盤はちょっとみるのがきつくなってきたっていう声もあったんだけど
私は終盤のちょっと長くて暗い展開も嫌いじゃなかった。
皆がそれぞれ自分自身も色々な悩みを抱える中でも仲間の事を思いやって気遣って奮闘する姿。
それこそ、グレがオ課長に言ってもらって何度も反芻する「ウリ」という言葉の意味なんだと思う。
「ウリ」は韓国語で「私達」という言葉だけど、このウリという言葉は日本人が感じる私達という言葉より
もうちょっと文化的に違う概念らしいんですよね。
鷺沢萠さんの本でもよく書かれていたな。ウリマル、とかね。
倒れたソ次長のかわりにオ次長と新人達が休日ホテルで皆で仕事するエピソードとか好きだなぁ。
同期とかそういう関係がちょっとうらやましくなる。

このドラマははっきりとしたラブストーリーはありません。
でもベッキがヨンイを好きな事は容易にわかる。
ヨンイはグレに好意はあるけど異性としての好きとはちょっと違う感じ。
その辺の流れも自然で良いなぁと思う。

私はこんな大企業で働いた事もないけど、会社内で起こる色んな出来事が
どこの国でも変わらない(とくに日本と韓国はやはり近い文化だと思うし)んだなぁと。
女性蔑視だったり、仕事を押し付けられたり、正当に評価してもらえなかったり。
私も仕事帰りに悔しくて泣いて帰った事とかあったな。。
世の中の旦那さん、お父さん達もそんな中で付き合いで飲みたくないお酒を飲んだり
上司の嫌味に歯を食いしばったり、みんな我慢してるんだよね。

このドラマ、続編もあるなんて言われてるけどやるのかな。
シワン君がいま兵役に行ってるのでやるとしても先でしょうね。
今度はオ次長の会社は中小企業だからそこでの奮闘記かな。

また長々と書いてしまったけど、最近自分の好みは群像劇なのかな、と気がついた。
韓国ドラマだとベタなラブストーリーも好きだけど応答せよシリーズのような群像劇も好き。
そもそも昔からMy favoriteなドラマ、SEX AND THE CITYも群像劇と言えるし。
それぞれの人々に人生を感じるドラマが好きかな。
あと恋愛だけでなく友情を感じられる話が好きなのかも。






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2017年10月10日 (火)

38師機動隊

グク(ソ・イングク)の2016年の出演作のドラマ2本を続けてみました。
「ショッピング王ルイ」と「38師機動隊」
放送順だと「38師機動隊」の方が先で、「ショッピング王ルイ」の方が後なんだけど
順番を反対で38師機動隊の方を後に見ました。

2016年 ケーブルTV局・OCN制作。 38사기동대




韓国語のタイトルだと38사기동대。英語だとSquad38。
機動隊とか分隊とかそういう感じの意味なんですが
(もともとはソウル市の実在する38税金徴収課から命名。38は憲法38条・納税の義務より)
なんと日本語のタイトルは「元カレは天才詐欺師♡ー38師機動隊」っていうひどいタイトル。
説明も「イケメン詐欺師とアラサー公務員が巻き起こす痛快駆け引きラブコメディ」ってあるんですが
このドラマ、ひとっつもラブコメじゃありませんから!

内容としては、市役所の税徴収課の課長ペク・ソンイル(マ・ドンソク)は税金を納めない
とくに高額滞納者に頭を悩ませる毎日。
そんな時に市役所内でも話題になっていた詐欺に自分も引っかかってしまう。
刑事の親友の手助けもあって、詐欺師を捕まえる事に成功する。
その詐欺師ヤン・ジョンド(ソ・イングク)は高額滞納者から税金を納めさせるために
自分がお金を騙し取ってやろうか?と持ちかける。
ジョンドは詐欺仲間を集め、ソンイルと共に高額滞納者をターゲットに詐欺を始める。

こんな感じの男性も楽しめるようなストーリーなんですよ。
ジョンドは確かにイケメン詐欺師(このイケメンって言葉もあんまり好きじゃない)だし
税徴収課の部下、チョン・ソンヒ(少女時代のスヨン)は確かにジョンドの元彼女だけど
物語にラブシーンは出てこないし、ハグやキスシーンもありません。

日本のドラマだって、アメリカドラマだって、韓国ドラマだって色んなジャンルがあるし
ラブコメから犯罪系、ハードボイルドなものまで色々あって
韓国ドラマだからってターゲットをすべてラブに変えてしまう必要があるのか??
ターゲットはみんな韓流ファンの女性なのか!?って思っちゃう。
韓国映画は骨太なものが多くて、男性ファンも多いと思うから
ドラマだって男性が見ようと思うマーケティングをしてもいいんじゃないかなぁ。

感想としては
スリリングな展開で面白かった!
詐欺師たちの話なので、結局誰が誰を騙しているのか、騙されているのか。
(私は見てないんだけど)半沢直樹的な爽快感のあるドラマ。
詐欺が成功するとスッキリ!します。
詐欺をはたらいているので、それ相応の代償を支払う事にはなるんだけどね。

出演者たちについて。
ジョンド役のグクですが、かっこよかった~
このジョンド役はかなり好みのタイプでした。
詐欺師なので色んなスタイルになりきるんだけど、素のジョンドの時が好みですねー
グクは前髪をあげてるときより、ナチュラルにおろしている時の方が好きですし、
飄々としていて、「君を憶えている」のヒョンみたいにクールすぎなくてもっと砕けた感じで。

ソンイル役のマ・ドンソクさんは強面な風貌ながら味があってよかったですねー
この方の決め台詞の「地方税〇〇億ウォン、国税〇〇億ウォン、滞納総額〇〇億ウォン、完納されました」を一番初めに聞いた時吹き出しちゃいました。
詐欺が成功するともうこの台詞を期待しちゃいますよね。
ソンヒ役は少女時代のスヨンちゃん。この子小学生の頃日本でデビューしていたので日本語も上手なんですよね。
身長が172cmあって背が高くてスタイルがいいので(ちょっと顔が丸いけど)
グクと並んだ時に見栄えがよかったですね。演技も思っていたより悪くなかったかな。
財布のノ女史役のソン・オクスクさん。どこかで見たと思ったら「運命のように君を愛している」で
ミヨンのお母さんやってた女優さんだ!流石に貫禄があって上手ですね~
ノ女史の娘の秘書役の女優さんは初めてみましたが、スヨンちゃん同様背が高くてスタイルがいい。
ちょっと演技がかたいかな?とも思ったけどクールな役柄だからあれで合っていたのかも。
私的にあと注目していたのが、ノ母娘のファッション。
ノ女史はいつもジャケットスタイルで毎回違うブローチを付けていて、
チェ秘書は毎回大ぶりなイヤリングをしてたのがキャラクターにも似合っていて格好良かったです。
美人局のミジュ役はイン・ソンビンちゃん。この子も初めて見ました。
ジョンドに片想いする様子を見ると美人局するには素直すぎるなーと思いましたがいい子でしたね。
大砲のハクジュとキーボードのジャワンもいい味だしてました。
この詐欺グループはいろんな面でバランスがすごく良かったと思う。
あと「ショッピング王ルイ」にも出ていたマ・ジンソク役のオ・デファンさん!
ルイを先に見ていたのでインソンオッパがこんな悪者に!って思っちゃいました(笑)
個人的に気になったのがアン局長。この方終始いや~な感じでしたよねー蛇みたいで。
他の作品ではどんな感じなんだろうと気になった役者さんです。


ドラマを見ていて疑問がいくつか。
日本で放送されるものって、オリジナルの物からカットされる事が多くて
(これも不満。TV放送は尺の関係でそうなるものが多いのは仕方ないとして、配信系やレンタルは関係ないんだからカットはしないでほしい。
あと著作権の関係で仕方ないのかもしれないけど、音楽の差し替えも多すぎ。
ただのBGMならともかく、ストーリーと絡んでいる音楽はそのままにしてもらいたい)
もしかしてカットされていたのかもしれないけど。
それか私が見逃しただけ?

・ジョンドとミジュの出会いについて
→どこかの内容紹介にジュンドとミジュの出会いがネズミ講から抜け出すきっかけをくれた
ジョンドにミジュが感謝してるってあったけど、そんな描写はなく。
ミジュはジョンドにずっと片思いしてるから協力するのはわかるんだけどね。

・ジョンドとソンヒの交際期間??
→回想シーンで、ジョンドとミジュの働くあやしい会社に大学生のソンヒがアルバイトの面接にやってきて
ジョンドがソンヒに一目ぼれする描写がある。
その後付き合い始めたんだろうけど、あの怪しい会社で働いてたジョンドはもう詐欺師だったんだよね?(ジョンドもこの仕事辞めようと思ってるとは言ってたから、まだ詐欺師じゃなかった⁈)
ドクペ刑事いわく、ジョンドの両親がはめられて逮捕されてジョンドが仕返しの為に詐欺師になって
ジョンドも逮捕されちゃうのが数か月の間の出来事だって話だったと思うんだけど
逮捕されたからソンヒとは別れたわけだし、出会った頃にはもう詐欺師だったんなら
そんなに長いことはあの二人は付き合ってなかったのかな?と。
想いの強さは交際期間には関係ないし、ジョンドは別れてすぐ刑務所暮らしなので思い入れはあるかな、とは思うけど。

・ドクペ刑事のその後
→チェ・チョルウ会長をはめようとして逆にジョンドとソンイルが逮捕されて
その時に詐欺師に検察の情報を流したってドクペ刑事も捕まっちゃったと思うんだけど
彼だけ後日談がないので、どうなっちゃったのか心配~

・パン・ピルギュの500億ウォン
→ピルギュから騙し取った500億wだけど、あれって空からばら撒いたのは壺を換金したお金?
ノ女史がばら撒くとき「このお金はワン会長のお金だから」ってセリフがあったんだけど
どういう事?ワン会長が立て替えただけ??
地方税はジョンドがソンイルに通帳で渡してたけど。

・ワン会長について
→ノ女史がワン会長とジョンドの関係を尋ねたとき
「ジョンドは二度もワン会長を助けた」ってあったんだけど
そのエピソードが出てこないので、なんでそんなにもワン会長がジョンドを贔屓にするのかが不明。

・重傷を負った税徴収課の部下
→ホソクに殴られて重傷を負った警察官志望だった市役所の臨時職員くん。
彼は結局助かったんでしょうか。

・ジョンドの刑期
→最後、チェ会長~市長の黒いつながりを断ち切る為に自分が犠牲になったジョンドだけど
2年前にチェ会長にはめられた時に懲役10年だったはず。
仮釈放で出てきての再犯なので運び役という重罪ではないにしろ仮釈放違反だよね?
司法取引(韓国で司法取引ってまだ採用されてなかった気がする)したのかな。
最後に大学でお金がばらまかれた事件だけど、あれはジョンドの仕業よね?
ニュースで数年前と同じ大金ばら撒きって言ってたから10年も入ってるわけじゃないよね。
というかあの大学ばら撒きの後に刑務所内のシーンが入るけど時系列は逆ってこと?

なんだか色んな疑問点があったんですが、私の理解不足なだけかもしれないので
どなたか答えを知っていたら教えてくださいませ(^^;;

またグクの演技力の高さにいつも惚れ惚れするのですが
(ファンというのはあるけど、兎に角彼の演技が好きなんですよね。
 私の中で韓国若手(もう中堅?)演技派俳優はパク・ヘイルとソ・イングク)
この「38師機動隊」の中ではソンイルとのラストシーンで警察の廊下で最後に
小さな声で「コマウォヨ、ヒョン(ありがとう、兄貴)」って言う台詞。
目線とか、台詞回しとか、う~んと唸るほどいい演技だったと思う。





ずっとソンイルの事をアジョシ(おじさん)って呼んでたのに最後だけヒョン、って小さな声で言うんですよね。

このドラマは宣伝文句はラブコメだけど、実際はブロマンスですよね。
(ブロマンス=brother+romanceの造語。男の友情)
ジョンドとソンイルの男の友情も良かった。
詐欺が成功してソンイルがみんなとご飯食べながらジョンドに「捕まるなよ」って言うシーンも好き。




また長々語っちゃいましたが、エンタメとして面白いドラマでした。
女性だけでなく、きっと男性も楽しめると思う。というか男の人の方が好きかも。
OCNは韓国のケーブルTV局ですが、歴代最高視聴率だったそうですよ。
スタッフロールの最後に「また戻ってきます」とあったから続編も期待できるかも。
今回は16話だったけどもっと長くしてそれぞれのキャラクターを掘り下げても面白そうだと思ったから
是非続編も作って貰いたいです。


グク、兵役免除について初めて自らコメント出しましたね…。
現役で入隊して義務を果たしたかった事、ファンに心配かけた事を謝っていました。
この韓国の徴兵制については私のような日本人には理解しようとしても、根底では分かり得ない問題なんだろうな、と思います。
韓国男子にとっては、軍隊での苦労話って男同士になると絶対に話のネタになると言うし、学閥じゃないけど今後色々な場面で疎外感を感じたりするんだろうな、とも。
2PMのテギョンのようにアメリカ永住権を放棄して、入隊できるよう持病の手術もして入隊するようなナムジャが韓国男子の鑑なんでしょうね。
グクの場合、入隊するつもりで足の異常が見つかり兵役免除になったわけですが、あれこれ周りから言われて本人の気持ち的にもキャリア的にも傷つくのは一番グク本人だと思うので心情を考えると心苦しい。
本人の最適なタイミングで復帰できれば良いなぁと思う。
私的にはドラマも勿論良いんだけど、韓国らしい骨太な映画にも出て欲しいな、と思う。
グクは演技は凄く上手いし、主演でなくても良いので実力のある先輩(私的にはパク・ヘイルかキム・ユンソクあたりが希望。ソン・ガンホでも良し。チェ・ミンシクはあんまり好きじゃない)と共演して貰いたいな。
役柄も悪い役とか、情けない役とかヤラシイ役とか今までと違った役を演じてるのを見てみたい。













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2017年10月 4日 (水)

EDM

なんだか韓ドラの話題ばかりなのでたまには音楽の話題でも。

通勤時間とか大抵いつも聞いている音楽のジャンルとしてはEDMが多い。
EDMとはエレクトロニック・ダンス・ミュージックの事で
シンセサイザーとかを使ったクラブ系ミュージックですね。
まぁ細かく言うとハウスとかトランスとかダブステップとかあるんでしょうけど。

ここ数年スポーツジムでトレーニングをしていて
レスミルズというプログラムのBodyPumpとかBodyCombatとか
音楽に合わせて行うバーベルを使ったウェイトトレーニングや格闘技なんかのクラスに出ているんですが
レスミルズでも最近はEDMの曲が使われている事がすごく多いです。

結構前から好きなのはSkrillex(スクリレックス)
アメリカ人。29歳。
Scary Monsters and Nice Spritesでグラミーも獲ってるし有名ですよね。

Skrillexで好きな曲はSummit(feat.Ellie Goulding)
この曲は曲だけでなくPVもすごく好き。
若者たちがただ集まって遊んでるだけの感じなんだけど、刹那的で
何だか10代の頃夜遊びしたある夏の日の夜をこれを見るといつも思い出す。


Ellie Gouldingはスクリレックスの元彼女で、EDM界ではミューズですよね。
Calvin HarrisやZEDDともコラボしています。
エリー・ゴールディングはもともとソロのシンガーソングライターで
彼女の声も好きだし曲も好きなのでよく聞きます。

SkrillexではTRY IT OUTも好き。
これもPVに同じEDMのDJのZEDDがちらっと出てきたり、
俳優のジャック・ブラックが出てきたり!
世界ツアーでまわってる様子のPVなので、途中で日本も出てきます。

ZEDD(ゼッド)も好きですね。
ZEDDの作る音はメロディーが本当に美しいと思う。
ゼッドはロシア出身、ドイツ育ちで両親が音楽家で4歳からピアノを始めているので
根底にクラシックがあるんだと思う。28歳。
Spectrum

Avicii(アヴィーチー)はスウェーデン人。28歳。
EDMとカントリーと融合させてたり、面白いですよね。
このWaiting For LoveはPVが二種類あって、おじいちゃんの物語もいいんだけど
犬好きとしてはこの犬のアニメの方をみるといつも泣いちゃう。

David Guettaはフランス人のDJ。キャリアも長いです。49歳。
デヴィット・ゲッタの曲はよくレスミルズでも使われてる印象。
SiaとコラボしたTitaniumはやっぱりよい曲だと思う。

Siaも好きでかなりよく聴く。基本いつも顔を出さないウィッグのスタイルで歌うのも面白いですよね。
Sia自身がリアーナを筆頭にいろんな人に楽曲提供していて、本当に才能溢れる人だと思う。
SiaのBig Girls Cryとかヘビロテで聴いてる。

EDM界の王子様。Martin Garrix。オランダ人。
なんとこの超有名曲、Animalsをリリースした当時17歳!!

Animals、かっこいい曲ですよね。気分上げたい時によく聴きます。

最後に、BodyPump・NO.97に使われてたBassjackers&MAKJのDERP
Bassjackersもオランダ人。
この曲もすっごいカッコよくて大好き。

EDMとかクラブ系ミュージックは好きだけど、人混みとか苦手なので
フェスとかは行ったことありません。
1人でヘッドフォンでガンガン聴くのが好き(笑)
でも上記のスクリレックスのTRY IT OUTのPVで日本のライブの時に
メガネのおじさんがすっごい幸せそうに音を楽しんる様子でちょっと羨ましい。

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