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2018年6月24日 (日)

チーズインザトラップ

たまたま韓国ドラマ繋がりのブロガーさんがオススメして知ったのが、韓国のweb漫画サイトのXOY。

韓国は割とウェブトゥーンというデジタルコミックが盛んなのは知っていたけど
韓国語だろうしと読んだことがなかったら
日本語版のサイトもあって、日本人の漫画家さんも描いてるよう。
読むのは無料ですが、広告とかなのかな?きちんと作家側にもギャラは支払われる仕組み。
韓国ドラマもこのウェブトゥーンが原作のものも沢山あります。
私が大好きなドラマのミセンもウェブトゥーンが原作。
最近は日本でも漫画原作のドラマや映画が多いしですしね。





もともとウェブトゥーンが原作でドラマも見たいと思っていたのが「チーズインザトラップ」という作品。
この夏日本で映画の公開も決まっています。
ドラマ版のヒロインはキム・ゴウンで、彼女は未整形だろうなーという顔立ちですが
映画「コインロッカーの女」や「ウンギョ」で若手では演技派の女優さん。

とりあえずXOYで漫画は完結してるし、調べたらドラマ版は漫画が完結する前に最終回を迎えたらしく、ドラマの終わり方の評判はあまり良くないらしく漫画を読む事にしました。
チーズインザトラップは、見るまでなんとなく普通のラブコメだと思ってました。
でもこれがなかなか良い意味で裏切られましたね。

日本語版は登場人物の名前も、地名も日本に合わせてあるので韓国文化を知らなくても違和感なく読めると思います。
物語としては主人公達の大学生活が主で、休学とか復学というワードや留学という設定になっているところは男子学生に限ってですが、これは韓国ならではの徴兵制が影響しています。

主人公の赤山雪、青田淳先輩、河村亮の3人が軸になっていて、亮の姉の静香だったり、大学の仲間の問題だったり色んな登場人物が出てきますが
これがなかなか曲者揃い、でもここまでひどくないにしろ現実にもいるような人々。
雪と先輩の関係とか一筋縄ではいかなくて、
かなり色々な場面で人間の深層心理をついてくる漫画でした。


絵柄も読みやすいです。韓国の漫画家さんはそんなにわかりませんが、この作者さんとかは色んな日本の漫画家さんに影響受けてそうなだなーと感じます。顔の描き方とか。
どこか吉田秋生っぽかったり、高橋留美子っぽかったり、浦沢直樹っぽかったり。
でも大胆なカット割だったり、構図とか良いと思う。

物語としては、人のダークな部分だったり、トラウマだったりを描いているので日本の漫画の「彼氏彼女の事情」に少し近いところがあります。
ウェブ漫画といっても300話と長いのでじっくり描かれているし、冒頭から過去と現在が交互に描かれていてわかりにくさを感じますがどんどん面白くなってきます。

家族とか友達とか先輩後輩、恋愛感情だったり、なかなかうまくいかない思いをみんな抱えていながら生きてきて
理不尽な思いだったり、普通に過ごしてきたはずなのにトラブルに見舞われたり。

そして、この漫画は伏線回収が素晴らしいです。
ちょっとしたコマがあとあとに意味をなしていた事に気がついて、読み返してもまた面白い。

ライトなラブコメでは決してないですが、読み応えのある作品が読みたいならチーズインザトラップはオススメです。

他にXOYでは「私は整形美人」も読みましたがこれも面白いです。
日本語版まだ完結してないので途中までですが。
こちらの作品もドラマ化が決定しているそう。
まだ連載中ですが1番人気の「外見至上主義」も面白い!
こちらは男性漫画家さんですが、男女問わず楽しめると思います。
出てくるキャラがみんな面白くて好きです。
バスコとか可愛すぎる。

あと、グク(ソ・イングク)の復帰決まりましたね〜
10月からのtvNドラマ「空から降る一億の星」!
こちらのドラマはキムタクと深津絵里が出てた日本ドラマのリメイク。
そのドラマ見てないのでわからないんだけど、グク(キムタク)の役柄は影のある役みたいなので楽しみです。
グクは演技がうまいので、悪い役やって欲しかったんですよね〜いいわ〜汚れ役。

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2018年6月19日 (火)

SNOWY VILLAGE

Tamamiさんに誘われて、東京ドームシティプリズムホールでやっていた韓国観光フェスティバルへ。
そしたら、びっくり‼︎な長蛇の列。
無料なのもあるけど、入場制限もしてるのでいつ入れるかわからなさそう。
多分韓流スターとかアイドルのノベルティとかの目当ての人も多いとは思うんだけど私達はそういうのは興味もないし、旅博みたいで面白そうだから行っただけだったので数時間並ぶのは嫌なので入りませんでした。
まだまだ韓国コンテンツの人気の高さが伺えましたね〜

でも気分とお腹は韓国料理になっちゃっていたので、電車で移動して新大久保へ。
そしたら平日にもかかわらず新大久保も凄い人!
一時期嫌韓で廃れた感のあった新大久保ですがここのところまた盛り返してますね。
以前は中年女性だったのが、今は10代20代の若い女の子達が圧倒的に多い。
韓国メイク、ファッションなので日本人なのか韓国人なのか見分けがつかない程。

ランチに石焼ビビンパを食べて、デザートはお目当てのお店へ。

新しくできたピンスのお店、SNOWY VILLAGEへ。



駅からすぐそばのビルの2、3階にあります。



スノーウィーヴィレッジはアジア各国や、アメリカ、カナダ、フランスなど結構沢山の国で展開しているようです。

店内は混んでいましたが、そこそこ座席数もあるし、セルフスタイルだけど案内係のスタッフがいるのですぐに座席は確保できました。
2階の禁煙席でしたが、どうやら3階の喫煙席の方はガラガラの様子でしたよ。

1人1つのオーダー制だったので、いちごのピンス1つをTamamiさんとシェアして、私はもう1つカフェラテを頼みました。

混んでいたのもあってそこそこ待って、やっと来ましたイチゴピンス♡



中はサラサラのパウダースノーみたいなミルクのかき氷で、フレッシュのイチゴと甘いイチゴソース。
お味は美味しいです‼︎
お値段1200円プラス消費税なので、ちょっと高いかな〜って気がしますが、2人でシェアしても楽しめるくらいの量はあります。

他にはこんな感じのメニューです。






近くにあるホミビンも以前は大行列でしたが分散されたのか並んでいませんでした。
でもこうやってアジアのデザート屋さんが増えてくれるのは大歓迎です。

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2018年6月11日 (月)

すみだ北斎美術館と江戸ツアー

かいこさんに誘われて両国にあるすみだ北斎美術館でやっていた
「変幻自在!北斎のウォーターワールド」展を見に行きました。



両国駅で待ち合わせ。
お昼時だったので腹ごしらえにランチは折角の両国なのでちゃんこにしました。
両国って今までちゃんと来た事がなかったんですが、色々ちゃんこ屋さんもあるんですねー
調べたら駅前に「安美」という安美錦関の後援会の方経営のちゃんこ屋さんがあったので行きました。
安美錦関、まだ現役なんですよね‼︎
しかもこの夏場所で史上最年長で再入幕!
歳が割と近いし、お顔が友人に似ている事もあって若い時から馴染みのある力士なので頑張って長く現役を続けて欲しいです。

ちゃんこはお昼のランチセットがいくつかあって、つみれのちゃんこも惹かれたんですが
お肉やお魚の具沢山のちゃんこにしました。



お味は醤油ベースと味噌ベースが選べて
かいこさんは醤油、私は味噌にしました。
味噌味はもっと濃いかと思ったらあっさり優しい味で、醤油味の方がしっかり味。
どちらも美味しいですが、味噌の方が好みかな。
1人分のお鍋ですが、小鉢もついているし
お鍋もボリュームがあって、鳥や豚、お魚も切り身で何種類も入って蟹や帆立も入って具沢山でとっても美味しいです。
この日ちょっと肌寒かったし風邪をひいていたのもあってお鍋の温かさが嬉しいです。

入り口付近にあった大入袋。



色々な力士の手型もありましたが、びっくりする位大きい‼︎お相撲さんて大きいんですよねー
今まで一回もお相撲見た事がなくて、一度は行ってみたいと思ってます。

お腹もいっぱいになって北斎美術館へ。



ちょっと変わったデザインの建築。妹島和世設計。
想像していたよりこじんまりとした大きさの美術館でした。

3、4階部分が展示室で、企画展示室と常設展示室があります。
今回の企画展は北斎と水にまつわる展示でした。

企画展示室は写真NGですが、常設展は写真OKな作品もあります。(一部写真NG)

ウォーターワールド展でもメインだった
神奈川沖浪裏(海外ではグレートウェーブで有名)は常設展でも飾られてました。



北斎って本当に構図が大胆でカッコイイですよね。
この波の表現もなんどもなんども何十年と書き続けてきたんだと、この美術館に来て改めてわかりました。
北斎は江戸時代なのに90歳まで生きて長寿だったので、沢山の作品があり、しかも書いているジャンルも富嶽三十六景みたいな有名なものから、
北斎漫画や、春画や妖怪とか色々。
そして今回知ってびっくりしたのが、櫛や、刀の鍔のデザインとか建築物の装飾までデザインしていて
画家なだけじゃなく、プロダクトデザインとかイラストレーター、漫画家、お弟子さんもいたので先生と相当多岐に渡って活躍していた模様。
当時がどうだったのがわからないけど、現代でいったら売れっ子アーティストで儲かるだろうな(笑)

あと驚いたのがこの神奈川沖浪裏でも使われている青色(藍色)はずっと日本の顔料だとばかり思っていたらベロ藍(ペルシアンブルー)という舶来品なんですね‼︎
清国商人がイギリスから輸入した余剰品が大量に日本に入ってきて広まったらしいです。
江戸後期、西洋画を書いていた人やアルファベットが入った絵もあり意外でした。

こんな精巧に出来た北斎と娘のお栄も。



タッチパネル式の機械が何台かあって、ゲームみたいなのが出来たりと遊べる工夫も。



英語にも対応していたので外国人も楽しんでいました。
訪日外国人も多いのもあって、半数くらいが海外からのお客さんでした。

こじんまりした美術館だと思ったけど案外見所が多くて、気がついたら3時間くらい見ていました。

両国から大江戸線で移動して上野へ。
お目当はまたみはしのあんみつです。
回し者のようにみはしのクリームあんみつの美味しさを力説してまわっている私(笑)
かいこさんも数年越しにやっと一緒に来る事ができました。

白玉クリームあんみつ♡



辛党のかいこさんにも、これは美味しい‼︎と
気に入って貰えました〜よかった^_^

ちゃんこ鍋食べて、浮世絵を見て、あんみつ食べて江戸のいいとこどりのツアーでなかなか良いコースの一日でした。

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2018年6月 7日 (木)

はじめての古美術鑑賞展@根津美術館

根津美術館で開催中の「はじめての古美術鑑賞」展へ。




根津美術館は何故か今まで行ったことがありませんでした。
表参道、青山あたりはよく行くのに美術館の前まで行くのも初めてでした。

根津美術館は隈研吾の設計。
エントランスへ続く廊下のデザインがなかなか素敵です。
台湾人かな?観光客の女性達に写真をお願いされ撮ってあげましたが、外国人にも人気の美術館のようでした。



エントランスホールには石像が並んでいます。



展示室内は写真NGです。
休日なのもあって、そこそこ混んでいました。
素晴らしく美しい螺鈿細工から、朽ちた机まで、漆の装飾の技法の展示。
同じ螺鈿細工でも中国や朝鮮の物と日本の物とだと雰囲気が違いますね。

日本の硯箱のセットが季節感があったり、文鎮が蝉だったり、小さな土瓶みたいなのだったり小さな細工がいちいち可愛かったです。

外人さん達に人気なのは美術館だけでなく、広い庭園にもありそうでした。

根津美術館って奥にこんな素敵なお庭があるなんて知りませんでした。
高低差があって様々な植物が植えられていて、池もあります。



所々に石像があったり、池には船があり、奥には鳥居もありました。










もう少し前だと菖蒲が見頃だったようですが、すっかり終わってしまっていました。
秋は紅葉が美しそうだし、桜の木もあったのでどの季節に行っても美しそうな日本庭園でした。

庭園を見渡せるNEZUCAFEがあるんですが並んでいたので入りませんでした。

上野のような大きな美術館もいいですが、山種美術館とか根津美術館のようにこじんまり日本の芸術を楽しめるところも素敵でいいなぁと思います。

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