初めての一人旅、完結です。
プロローグでも書いたけれど、まさか一人旅をするなんて、できるなんて思っていなかった。
一人旅になってしまった理由は、新型インフルエンザの影響で直前に友人がキャンセルした事。
「行かない」って選択肢もあったし、社会理念としてはそちらの方が正しいのかもしれないけど
私のこころはすっかりニューヨークへ向かってしまっていたので決意を固めた。
私の夫をはじめ家族も一人で行くことに賛成してくれたし
友達や職場の人達も行ってこいと背中を押してくれた。
そして「一人旅」とは行っても私は一人なんかじゃなかった。
(9日間の旅行で大げさだけど)日本には待っててくれる夫や友達もいるし
今は本当に便利で携帯で話もできるし、ネットだっていつだって繋がってる。
そしてニューヨークでは従姉妹のAちゃん夫婦。
急に一人で行くことになっちゃったものだから、出発当日の朝NYへ電話して
「今日ひとりでいくんだけど・・」って言ったら「なんで早く言わないの!」
って空港まで迎えにきてくれました。
大分年上の従姉妹なので私の事をいつまでも小さな子供のように思っているのか
とても心配してくれて、お世話をかけました。
なんだか最初から最後まで私の都合に振り回してしまったけど、血のつながりがあるからこその関係。
Aちゃんありがとう。また次に行った時は素敵であろうアッパーウエストのお家にお邪魔させてね。
B&Bのワンハンドレッドさんでは、オーナーさんスタッフさんといつも朝食の時お話しし
他の一人旅の女性もいらっしゃったので淋しいことなんて全然なかった。
そして、さちこさん。
何回感謝の言葉を言っても足りないくらいお世話になりました。
さちこさんとはネットで知り合って、メールでやりとりさせてもらっていて
NYへ行くから会おう、という話にはなっていたけど急遽一人旅になってしまって
泣きついたら「面倒見るからおいで!」と心強いお言葉をもらって行く決心が固まりました。
さちこさんとNYじゅうを歩きまわった一週間。本当に本当に中身の濃い日々でした。
観光スポットは勿論、さちこさんのオススメのお店に連れて行ってもらったり職場でケーキ作ってもらったり。
umiさんはじめ、彼女のお友達にも会わせて頂いて時にはお家にご招待していただいたり。
そしてさちこさんの大切な人、アンドリュー。
ニューヨーカーで、もの静かで心優しいナイスガイです。
アンドリューの実家ラーチマントへ連れて行ってもらって野鳥や鹿を見た事。
いずれの事もおしきせの観光旅行では味わえない体験ができたのは、さちこさんのおかげ。
彼女のサービス精神旺盛で、パワフルな人柄がまるごと味わえた一週間。
でも出会ってから数日しかたっていないのに、色んな話をした。
地下鉄の駅で電車を待ちながら話した将来のこと。
なんだろう、私の絵の師匠がよく「波長があう」って言葉を使うのだけど彼女とはそれがかちりとあったんだと思う。
彼女が帰国してからのメールで「ほんとに人生の中で美味しい出会いだったね」と言ってくれたのだけど
本当にそうで、こんな出会いってなかなかない気がする。
そして私はさちこさんと会った最後の日に手紙を書いて「私が飛行機にのる時間をすぎたら見てね」と渡したら、
彼女も大量の写真(500枚以上あるCD-R)と音楽好きで歌の上手なさちこさんセレクトのCD、そして手紙を渡してくれました。
飛行機に乗ってから、手紙を開いてみるともう涙で前が見えない程ひとりでぼろぼろと泣いてしまった。
そしてさちこさんが撮ってくれた大量の私が映った写真。
さちこさんが撮ってくれた写真の中の私はいつも笑顔。
それだけ毎日楽しくて、刺激的だった。
家に帰ってきてからメールを開いてみたらさちこさんとアンドリューからビデオメッセージ。
ビデオの中のさちこさんは泣きはらした顔。
私が渡した手紙を読んだ後撮ったものらしくて(笑)
ビデオメッセージをみて私、また号泣。
横で一緒に見ていた夫によしよしされたんだけど、さちこさんもアンドリューによしよしされたみたい。
思い出して書いていてもまた涙が出そうになっているんだけど、また会える!
急遽一人で行くことになったこの旅だけど、結果一人でよかったと胸を張って言える。
一人だから出会えた人達、できた体験。
小心者で英語もできない私だけど、助けられながらも何とか一人で頑張ってもみた。
それは自分の中でこれからの人生、自信に繋がると思う。
このNYの一人旅は人生で忘れられない出来事になった。
そしてすごく勉強になった。
自分にとって何が大切か。
そして誰が大切で、誰が自分を大切に思ってくれているか。
ニューヨークという街。
色々な国から来た人達が暮らしていてまさに人種のるつぼ。
この街は「街・土地」というよりも「人」が街の面白さを作り上げている気がする。
NYという街に住む、大切な人達が出来た事がなによりもこの旅の財産。
NYC、いつかまた会う日まで。
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